「七山の家」「大府の家」
格子のサイズ、ピッチを決めるのはとても難しい。
図面での検討だけだと奥行きが把握できず2次元で良くても実際に作ると
間が抜けたように見えたりもします。
また現場においては格子を真正面から見ることが少なく実際は斜め方向から
見ることがほとんどなので奥行き・重なりががとても大事になります。
現在進行中の物件でのシュミレーション。
格子の割付けを行い様々な角度から奥行き部材サイズをチェックしてみました。
割り付けひとつで大きく印象が変わるのが良くわかります。
■上「七山の家」・横格子の割り付け⇒外から見えないように中からは明るいように
■下「大府の家」竪格子の割り付け⇒防犯性と開放性の両立
⇒格子には矛盾する要素を調整する力があるようです
辻・近川建築設計事務所∥和歌山∥海南