とらや京都一条店。
設計は以前海の博物館で紹介させて頂いた
http://tsujichika.exblog.jp/15977920/
建築家/内藤廣(ないとうひろし)氏。
開業日は2009年5月とあるので約3年前。
この建築が発表された時すごいものができたと思ったのを覚えている。
今回の京都訪問の目的はここを訪れること。
すごいものと表現したのは
学生の頃何度と京都を訪れスター建築家が手掛けた建築を見てきましたが
路地をコンクリートで作ってみたり、犬矢来(いぬやらい)をアルミにしてみたりと
京都の建築に用いられている建築要素を新しい素材に置き換えては
これが新しい京都の建築ですと言っているものが多かった。
それらは表面的に処理されただけのものであってそんな理屈に興味無い者にとっては
時間の経過と共に消費されていくだけのものに見えた。
この建物はそのような表現とは一線を画し
500年の歴史があるとらやの伝統を継承しながらそれに負けない新しい試みも随所に行われている。
それについてはまた明日書きたいと思います。
■良い建物の条件は建築に興味無い人(老若男女)が安心してくつろいでいられること
辻・近川建築設計事務所