『サービス付き高齢者向け住宅+デイサービス和が家』
学生の頃の設計課題で「紀州材を用いて・・・」と提案することで評価を受けることがあった。
キャッチな単語を並べるだけで良いのならこんなに簡単な提案は無いと思っていた。
しかし、実務に携わるようになると
発想は簡単には出るのですがそれを実現させることの難しさに直面する。
建築主の理解、予算の問題、良質な材の確保
学生の頃には考える必要のなかった事象が目の前にあらわれる。
審査をして下さっていた先生方は、実務として建築に携わられており
「紀州材を用いて・・・」というあさはかな学生の提案をより深く受け止められていたのだと思う。
実務を経験するようになって
「紀州材を用いて・・・」という言葉に社会性を感じるようになった。
以前の投稿(
http://tsujichika.exblog.jp/22467127/)のように
和歌山の一福祉事業者である和が家さんが
紀州材を用いた施設を作ったというのはそれだけでもニュースになる。
穏やかで静かな和歌山らしい周辺環境、それを積極的に取り入れた建物の計画。
話題がつきない建物になっています。
■自己完結するのではなく社会性のある建物になって欲しい
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実際に体感して頂くことでたくさんの発見をして頂けると思います
辻・近川建築設計事務所