『京都の家』
屋根は第五の立面として機能・意匠と共に大事な要素。
モダンな箱型の建物は、屋根を排除し外壁の四面のみで建物を構成することでシンプルさを生み出す。
清清しく今風なのだが、同時に雨から建物を守るという機能的側面を排除することになる為、時間に対する耐性が乏しい。
屋根を積極的に捉える。
『重なり』
『雨(夜露)よけ』
『エッジ』
『軒裏(見上げに対する意匠)』
『陰影』
キーワードとして書き出してみる。そしてひとつひとつに解釈を持って図面に反映する。
仕事は難しくなるが、仕上がりは大きく変わる。屋根は見せ場、勝負所。
■左:棟梁の大西さん。昼食後目を閉じ納まりを回想中。言葉は優しいですが目は真剣。
■右:搬入された軒先の部材(広小舞・淀)
■左:勝手口へのアプローチ軒下を通る。
■右:屋根のエッジ。緊張感があります。
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