080607 塀を読み解く

一見、小石がランダムに積み上げられた塀に見えますが、
立ち止まってじっくり観察して見ると、
一つ一つの石が丁寧に選択され積み上げられているのが良く分かります。

下段では比較的大きな石から始り、
積み上げられるにしたがってだんだんと石が小さくなっていきます。

いよいよ残りわずかというところで、
一旦息を整えるかのうように平たい石が水平に走っていきます。
これがあることで、意匠(デザイン)としてとても洗練されたものになっています。

左の角では大きな石が、横へ崩れ落ちる小石をしっかりと受け止め、
だらしなくなりがちな角をピシッと引き締めています。

一つ一つの小石は、「人」の字のように他の石とバランスをとるように積まれています。

もう一度積み上げても同じ並びにはならない一回限りの模様ですが、
それだけに読み応えのある面白い塀です。

b0129659_9225074.jpg
by tsuji-chika | 2008-06-07 09:30 | 海南市の風景
<< 080608 階段 080605 田植えをして思う >>