窓の廻りには、四方ぐるりと額縁が付きます。
「たて枠」「よこ枠」それぞれ2本づつ計4本で作られます。
「たて枠」と「よこ枠」の取り合うところ。
和風建築の場合、「たて枠」を勝たせて納めます。
写真の建物の場合、「たて枠」「よこ枠」それぞれを45度にカットして、
いわゆる『留め(とめ)』という納めかたで処理しています。
絵を入れる額縁などは『留め』で作られることが多いです。
この窓は、両開き窓(洋窓)なのでそれにあわせて『留め』で処理したのだと思います。
普段見慣れた窓の中にポっとこういうのが入るととても目を引きます。
小さな納め方の話ですが、それにより窓の印象が大きく違ってきます。