海南市内の黒江地区。
古くは漆器産業で栄えた今でも昔からの町屋が一部残っている地区。
黒江地区の話をする時に必ずといって、登場するのが雁行(がんこう)配置。
道路に対して建物を少し斜めにふって配置することで、
三角のスペースが生まれているのがわかります。
諸説ありますが、漆器を舟で運ぶ時に荷物置き場になったというのが有力とのこと。
実用的な面はもちろんのこと、
通りと玄関との間にゆとりが生まれているのが今でも十分に生かせるアイデアだと思います。
■青石とジャモンの洗出しで仕上げられています。
■踏石の存在感がとても良いです。
■溜まりのスペースが生まれています。