171017 ゆらぎ

『京都の家』

自然素材と、工業化された製品の違いは何かをずっと考えている。
感覚的ではなくうまく説明できる言葉を。

ある本ではそれを『ゆらぎ』という言葉で表現されていた。

「銅板」は、雨に打たれ色が変わる。雨の当たり具合により色がまばらになる。

「瓦屋根」は焼き具合による色むらがあり、一枚一枚同じようにとりつけても均質ではなく多少のズレが伴う。

「柿渋」は木の種類により、濃淡が生まれ、均質な色にはならず、経年変化も進行速度もまばら。

「左官」の土壁は4層塗り重ねることで奥行きが生まれ、職人の手により微妙なバラツキが生まれる。
(吹付のスプレーガンを使う場合はこのバラツキは生まれない。)

この、ばらつきや不均一、微妙なズレを総じて『ゆらぎ』と言うらしい。

均一化を突き詰め、すべてをコントロールしようとする工業化された製品は
行き過ぎると息苦しくなる。

人は『ゆらぎ』を知覚し、それを拠り所に情緒や、落ち着き、居心地の良さを感じ取る。

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# by tsuji-chika | 2017-10-17 13:58 | 『京都の家』

171013 窓の気配を消しながら

『黒江の家』

窓は一歩控えた場所に設け
外の喧騒が直接部屋に飛び込まないように配置。

光だけがサッと入り
壁が主体となり光を受けて部屋全体が明るくなる。
とても静かな雰囲気。

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# by tsuji-chika | 2017-10-13 16:35 | 『黒江の家』

171012 肌理

『黒江の家』

木をどう扱うかで印象が変わる。
朝日を浴びてとてもきれい。

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# by tsuji-chika | 2017-10-12 09:57 | 『黒江の家』

170926 端正(tansei)

『黒江の家』

正方形の間取り、総2階立て、効率の良い建て方だが一方で個性を出しにくい。

奇をてらうのは個性だと思わないのでどこが勘所かを考える。

いつも大事にしているのは『寸法』。

バルコニーの大きさ、腰壁の板巾、二つ並ぶベンドキャップの距離。
少し緊張感がある方が、間延びしなくて良い。

『寸法』の積み重ねは端正な印象につながる。

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# by tsuji-chika | 2017-09-26 09:10 | 『黒江の家』

170920 積む

『黒江の家』

階段の踊り場に1畳ちょっとの書斎を設けた。

2階にLDを設ける場合、客人が階段を上がることになる。
ダラダラと1階から2階まで上がるより、間に仕掛けがあると楽しい。

旦那様が帰宅され、書斎に荷物を置かれて2階に上がる。
日々の流れとしてもスムーズ。

毛見の家では便所を設けた
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# by tsuji-chika | 2017-09-20 13:42 | 『黒江の家』