カテゴリ:『大野中の家3』( 61 )

110212 『大野中の家3』

「大野中の家3」

少し遅くなりましたが「大野中の家3」竣工写真。
狭い道に接する敷地、大きな塀を立てるのではなく見通せる高さとすることで
ご近所さんと孤立することの無い雰囲気を作っています。
奥に行くほど少しずつ雁行し、単調になりがちな平屋にリズムが生まれています。
竣工後、昔からそこにあったような雰囲気が漂い多くの方から反響を頂いております。

■他物件と合わせて後日ホームページにアップさせて頂きたいと思います
■撮影:絹巻豐 
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辻・近川建築設計事務所∥和歌山∥海南

by tsuji-chika | 2011-02-12 09:57 | 『大野中の家3』

100712 ルートを考える

『大野中の家3』
外構に敷き詰める砂利。
敷地が広い為
すべてを建材屋さんから購入していると
費用がかかってしまうということで今回は生コン屋さんから購入。
本来コンクリートに混ぜる為の砂利ということで
金額的にはだいぶ違う(安い)らしい。
水をかけて砂利についた砂をきれいに洗ってから敷きつめます。
川砂利の小さく丸いものが手に入ったので
お寺の庭のような良い雰囲気に仕上がっています。

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辻・近川建築設計事務所∥和歌山∥海南
by tsuji-chika | 2010-07-12 08:51 | 『大野中の家3』

100708 庭木を残して

『大野中の家3』
庭木を残して工事は完了しました。
板塀の外に飛び出した薪の木(樹齢100年以上)、
墨入りの土間が風格と落ち着きを作っています。

塀を低くすることでこの一角で家を孤立させることなく
周囲との今までの関係を保つように配慮しています。
塀より上にフワァッとした緑が入るとやわらかい印象になってくると思います。

■薪の木が塀に腰掛けているように見えます
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辻・近川建築設計事務所∥和歌山∥海南
by tsuji-chika | 2010-07-08 08:57 | 『大野中の家3』

100702 コロコロ

炎天下でコンクリートを打つともの凄く白くなる。
少し墨を混ぜてコンクリートを打ちましたがそれでもまだ白い。
監督さんと相談して水で薄めた墨(書道で使う墨汁)を
ローラーでコロコロ塗るように。(驚くほどローコスト)
言い出した手前一緒に作業をお手伝い。
墨の量、吸い込みの違い等々施工の難しさについて色々と発見がありました。
なんとか土間のトーンが落ちついて一段落です。

■写真左:墨を塗った後 写真右:墨を塗る前
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辻・近川建築設計事務所∥和歌山∥海南
by tsuji-chika | 2010-07-02 12:01 | 『大野中の家3』

100630 蒸し暑い

蒸し暑い中の工事。
現場で立っているだけでもフラフラというのに本当にご苦労様です。
外構の土間工事。左官屋さんが一気に仕上げていきます。
足元がきっちりとしてくることで建物の重心がググッと低くなり安定感が増してきました。

今回の外構は車乗り入れの為コンクリートの割合が増え
そのままであれば仕上がりが白く浮いた印象になりそう。
そこでほんの少し墨を入れて頂きトーンを抑えるようにしています。

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辻・近川建築設計事務所∥和歌山∥海南
by tsuji-chika | 2010-06-30 08:44 | 『大野中の家3』

100628 角の処理

玄関へのアプローチ、洗い出し仕上げ。
モルタルと石を混ぜた材料を一旦平滑に塗り
文字通り表面を洗う(水を高圧噴霧)ことでモルタルが削られて石が表面に浮き出てきます。
その後モルタルの灰汁(アク)をとるために薄めた塩酸で表面を磨くと完成。
こういった仕事は左官(さかん)屋さんの仕事。

今回は袖の立ち上がりも連続して塗り上げ
角をたてて頂いたのでとても難しい仕事に。
左官屋さんの仕事は通常「面」ごとに縁を切って行うので
立ち上がりと平場を同時に仕上げることは難しく手間を食います。

こちらの角の処理の仕方は
ボーダー(縁)をまわして角を補強していますが端部は
立ち上がりと平場を連続させているので息苦しくない表現に。

■端部の処理に執着するのはその結果によって印象がガラッと変わってしまうから
■アプローチによって処理の仕方を変えていきます
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辻・近川建築設計事務所∥和歌山∥海南
by tsuji-chika | 2010-06-28 09:12 | 『大野中の家3』

100625 小さな公開空地

『公開空地:
民有地内の空地のうち、歩行者の自由な通行や利用が可能な公開性のあるもの。広辞苑』
本来の言葉の使われ方に比べ規模がとても小さいですがこれも立派な公開空地。
本来の敷地境界線はユンボの足元(写真左から右へ20m程接道)だったのですが
板塀をセットバックさせ狭い道路で車が対向できるように配慮。
クライアントのご好意で実現しました。

結果、大きなマキの木が板塀の外側に出てくることになりましたが
今度は公の木として街並みの一角に貢献してくれるでしょう。

■このような塀のたてかたはとても稀 
■マキの木はその象徴として親しまれることになると思います
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辻・近川建築設計事務所∥和歌山∥海南
by tsuji-chika | 2010-06-25 08:54 | 『大野中の家3』

100624 縁が無い

フスマに黒(カシュー塗り)の縁がありません。
ただでさえ真壁とすることで柱・鴨居の線が入るのに
さらに建具の中に四方ぐるりと縁が廻ってしまうと少しうるさい表現に。
こてこてとしない為の一工夫です。

■フスマの引手は白木のものを墨汁で黒くしています
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辻・近川建築設計事務所∥和歌山∥海南
by tsuji-chika | 2010-06-24 09:07 | 『大野中の家3』

100623 内縁を介して

内縁を介して畳の間がある。
光が内縁にバウンドしてから入ってくるので室内がとても安定した明るさとなります。

■部屋と外の間に縁を作ることが少なくなった為このような光の質を求めることが難しくなりました
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by tsuji-chika | 2010-06-23 08:46 | 『大野中の家3』

100618 やさしい光

小さくて少しの時間利用するスペース。
入った時にフワァッと気持ちが明るくなって静かな時間になれば尚良い。
ある食事処の便所で、2方の壁が障子窓というのがあった。
とても気持ち良くその印象が忘れられず『大野中の家3』で実現。
(今回は戸袋があって1面のみとなりましたが)

■障子を介してやさしい光が入り 音の反射も抑えられるので落着きが生まれます 
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辻・近川建築設計事務所∥和歌山∥海南
by tsuji-chika | 2010-06-18 10:18 | 『大野中の家3』