カテゴリ:沖縄の風景( 13 )

111215 旅

【旅:住む土地を離れて、一時他の土地に行くこと。広辞苑】

旅という大袈裟なものではなかったですが
他の土地にいくことは仕事柄http://tsujichika.exblog.jp/9868132/とても勉強になります。

普段の生活には
暗黙の上に成立している「あたり前」ということがたくさんあります。
それをいちいち気にすることはないのですが
旅に出ると
見過ごしていた「あたり前」ということが
あたり前ではなくなっていたりすることがあります。

中村家住宅で見た玄関が無い間取りなんかはわかりやすい例で
他の土地に行くということは
自分の価値観を広げたり、再確認するいい機会だと言えます。

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辻・近川建築設計事務所

by tsuji-chika | 2011-12-15 08:52 | 沖縄の風景

111214 沖縄の屋根

いつまで沖縄の話題をと思いますがもう少しお付き合いください。

屋根については
気候風土に根ざしたものであるということを以前も書きました。
http://tsujichika.exblog.jp/9740155

防水技術の発達で屋根がなく、軒のない家が増えていますが
屋根を無視したような設計は少し違うなと思います。

■屋根をきれいに納めてこそ一人前です
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辻・近川建築設計事務所

by tsuji-chika | 2011-12-14 08:53 | 沖縄の風景

111212 中村家住宅~玄関がない~

頂いたパンフレットの間取りを見ても玄関という記述はどこにもありません。
ひんぷんを右に曲がり中門をくぐっていきなり中庭に入ってしまう。

玄関がないのは間取りを考える上でのルールが崩れてしまっている。

しかし中門を玄関戸、中庭を玄関と置き換えると合点が行きます。
間取りも中庭に面して廊下を配し各部屋にアプローチできるようになっています。

少しルールを変えることであたらしい景色を見ることができる好例。

■柱にはイヌマキとモッコクが使用されています:柱が多いのが印象的
■中庭は石土間:植木鉢が置かれ家具を動かすように移動できるようになっています 
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辻・近川建築設計事務所

by tsuji-chika | 2011-12-13 09:34 | 沖縄の風景

111212 中村家住宅

国指定重要文化財。
パンフレットには
戦前の沖縄の住居建築の特色をすべて備えている建物とあります。

ヒンプン(顔隠し塀)。
外から直接母屋を見通せないようにした目隠しの役割を担い
男性は右側(パブリック)から出入りし、
女性は台所へ直通する(プライベート)ためその左側使用していたとのこと。

この住宅には玄関と呼べるところが無いため
このヒンプンが結界の役割を果たしていたのだと思います。

■左右により公私を切り替えるのはおもしろい仕掛け
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辻・近川建築設計事務所

by tsuji-chika | 2011-12-12 08:57 | 沖縄の風景

111210 聖クララ修道院

いろとりどりのガラス、窓の配列
とても優しい気持ちにさせてくれます。

窓は北を向いているので
サンサンと光が差し込むわけではないでしょうが
もっと晴れた日にはガラッと印象が変わることでしょう。

眼下に見える街並みも
google-earthで見るともとは海のようで
竣工した当時は海がもっと近くに見えていたのかもしれません。

■畳が敷かれています
■窓からの景色 この浮遊感はランドスケープの力 
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辻・近川建築設計事務所

by tsuji-chika | 2011-12-10 09:15 | 沖縄の風景

111209 聖クララ修道院

聖クララ修道院。
アメリカの大組織設計事務所SOM監修のもと片岡献氏の設計で約50年以上前にできた教会。

今回の沖縄で一番印象に残った建物。

建築ボキャブラリーとして、
コルビジェやアアルト、バラガン等が見え隠れしますが
それらがこの極東の地で結実したようなすばらしい建物です。

■日本近代建築DOCOMOMO100選にも選出されています
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辻・近川建築設計事務所

by tsuji-chika | 2011-12-09 09:04 | 沖縄の風景

111208 混構造

沖縄には鉄筋コンクリートの建物が多い。
木の流通(運んでくる必要がある)の問題と台風が多いというのがその理由だと思います。

混構造:木造+鉄筋コンクリート造、木造+鉄骨造、鉄骨造+コンクリート造
といったように、通常一手で作られる建物を、複数の構造形式を使い建てる方法をいいます。
はやりのことばで言うと、ハイブリットとなるのでしょうか・・・。

晩御飯に立ち寄った店で
混構造の建物がありました。

改めて書く程のことでもないですが
個人的に鉄筋コンクリート+木造の混構造にとても興味があるので
短い滞在時間ではありましたが、混構造が作り出す雰囲気を堪能できました。

■外側をコンクリート入れ子になって木造でつくられています
■畳の廊下が可能なのは建物の軒がとても深いから 
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辻・近川建築設計事務所

by tsuji-chika | 2011-12-08 08:50 | 沖縄の風景

111207 美ら海水族館

美ら海(ちゅらうみ)水族館。

こういう所はいくつになっても楽しめます。

■アクリルガラスの厚さが世界一(60cm)だそうです
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辻・近川建築設計事務所

by tsuji-chika | 2011-12-07 08:43 | 沖縄の風景

111206 植生

【植生:植物を、生育する場所と一体化していう言葉。広辞苑】

つまり、場所と植物の関係で植物の種類、大きさ等々によって
その場所の雰囲気が特色付けられるということ。

沖縄らしさと言う時には、そこが亜熱帯だということを理解し
その植生(植物)をセットにして考えないといけません。

植生が地域性を作っていると言っても過言ではありません。

これを和歌山に置き換えて見ると
ウバメガシ、ナンテン、マキ、シュロ、スギ、ヒノキといった植物に
和歌山の景観は大きく影響を受けている。

見慣れた植物であるから、
ありがたみも、新しさも何もないのですが
それらを無視して窓からの景色を考えることはできません。

■海の近くのカフェにて:大型のシダ類の植物が亜熱帯の雰囲気を作っています
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辻・近川建築設計事務所

by tsuji-chika | 2011-12-06 08:52 | 沖縄の風景

111205 イヌマキ

首里城の中にある書院。

スギでもヒノキでもマツでもない
なんとも言えない濃淡の色が特徴の木。

今までの知識にはない木目。

聞いてみると犬槇(イヌマキ)ということで
ウィキペディアで調べてみると常緑の針葉樹で
沖縄では高級建材として使われているとのこと。
後述する中村家住宅にも使用され蟻にも強いのが特徴だそうです。

■一般的にはヒノキ・スギが使われるようなところ 
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辻・近川建築設計事務所

by tsuji-chika | 2011-12-05 09:01 | 沖縄の風景