カテゴリ:本( 10 )

160218 伝わる、写真。/大和田良著

建築と写真は似たところがある。

著名な建築家は優れた写真家であることが多いし
建築がうまくなるプロセスと写真がうまくなるプロセスも似たところがある。

『伝わる、写真。/大和田良』
構図や画像処理の方法を詳しく解説した本はあまたあるが
そんな小手先のテクニックで完結するのではなく
写真を深く追求していくために必要な「感覚」が丁寧に書かれている。

その「感覚」は、建築を学ぶプロセスと同じで
もっというとデザインに係わるすべてに通じる大事な「感覚」なのだと思う。

一度読むだけではスゥッと見逃してしまいそうな部分も
自分のスキルが追いついたり、行き詰まったりすることであらためて発見がある本。

■入れ替わりの激しい本棚にずっと置かれていて何回も読み返しています
b0129659_13272936.jpg
辻・近川建築設計事務所が関らせて頂きました物件について
内覧希望の方はお気軽にお問い合わせください
実際に体感して頂くことでたくさんの発見をして頂けると思います
辻・近川建築設計事務所
Instagram
by tsuji-chika | 2016-02-18 13:49 |

160112 物欲なき世界/管付雅信著/平凡社

都市計画の授業ではじめに習うのは、経済学。
シムシティーのように
街を自由にデザインできるものだと思っていた18歳の若者が
大学に入ってはじめて、社会を知ることになった。

それ以来、建築を学びながらも
どこか頭の片隅で経済を無視していては駄目だという思いが強くある。

さて、本題、物欲なき世界/管付雅信著/平凡社
個人消費が伸び悩み、断捨離、ミニマリストの生活が持てはやされ、
スマートフォンと最低限の衣食住さえあればそれで満足という若者が増えている。
(肌感覚としてもそう思う・・・。)

建築の世界で言えば、ゴージャスなシャンデリアよりも
天井から垂れ下がる白熱電球の灯りに価値が見出され
装飾よりもそこで生まれる、ライフスタイルに重きがおかれるようになってきた。

無印良品が、文房具から家までを手掛けるようになり
生活というカテゴリーのすべてを網羅しながら無印良品が作り出すライフスタイルを提案する。
アクタスやidee、BEAMSといった家具・ファッションブランドが
次々にスタイルブックと称して、従業員のお洒落な生活を本にまとめている。

世の中の流れについて、薄々と感じていたことを
この本は、様々な事例を持って紹介・説明してくれている。

「物を所有しない・欲しない時代」に建築を作る。
より建築の意味を考えさせられる時代になっていると思います。

b0129659_97224.jpg
辻・近川建築設計事務所が関らせて頂きました物件について
内覧希望の方はお気軽にお問い合わせください
実際に体感して頂くことでたくさんの発見をして頂けると思います
辻・近川建築設計事務所
by tsuji-chika | 2016-01-12 09:09 |

150810 ビル・カニンガム&ニューヨーク

久しぶりに映画を見た。
ビル・カニンガム&ニューヨーク
ニューヨークタイムズにファッションに関する
コラムと写真を掲載し続ける写真家のビル・カニングガムのドキュメンタリー。
カメラはニコン(もちろんフィルム)。
とにかく楽しそうに写真を撮っているのが印象に残る良い映画。
自転車で軽快にニューヨークの街中を走り、もう50年も同じように写真を撮り続けている。
ひょうきんでこだわりがあり笑顔が素敵なおじいちゃん。
生活は質素、でも生き様がかっこいい。

b0129659_1641990.jpg
辻・近川建築設計事務所が関らせて頂きました物件について
内覧希望の方はお気軽にお問い合わせください
実際に体感して頂くことでたくさんの発見をして頂けると思います
辻・近川建築設計事務所
by tsuji-chika | 2015-08-10 16:16 |

150428 frank LLoyd WRIgHt faLLINg WAteR・・・/上田義彦

大好きな写真家/上田義彦氏が撮った
落水荘とタリアセン(建築家:故フランクロイドライトの名作)。
こんなビッグネームの作品が同時に楽しめ
撮影したのはライカ(35mmフィルム)とくれば手に取らない理由はない。

いわゆる水平垂直がピシッと決まり
パンフォーカスにピントがあっている建築写真とは一線を画し
上田氏が建物の中をゆらゆらと歩き
琴線に触れたところでさっと構えて手持ちでパシャッと撮ったような写真。

想像力をかきたてられ何度見ても楽しめる写真集です。

■じわりと温かいものを感じます
b0129659_8204149.jpg
辻・近川建築設計事務所が関らせて頂きました物件について
内覧希望の方はお気軽にお問い合わせください
実際に体感して頂くことでたくさんの発見をして頂けると思います
辻・近川建築設計事務所
by tsuji-chika | 2015-04-28 08:32 |

140717 写真家/石元泰博

写真家/石元泰博により撮影された本。
ルーシー・リーと桂離宮。どちらも、「ド」が付く定番。

■一人の写真家から興味を展開していくのはおもしろい
b0129659_8162768.jpg
辻・近川建築設計事務所が関らせて頂きました物件について
内覧希望の方はお気軽にお問い合わせください
実際に体感して頂くことでたくさんの発見をして頂けると思います
辻・近川建築設計事務所
by tsuji-chika | 2014-07-17 08:36 |

140313 LEICA,MY LIFE/田中長徳著

アウトプットされる写真も大切なのですが、物としてカメラ・レンズが好き。
描写性云々より
そのカメラ・レンズがどれだけ魅力があるかが大事。

半世紀をライカとともに歩んできた写真家田中長徳さんのライカ遺書。
現在我々が手にするプロダクト(携帯電話、パソコン、車・・・)で
半世紀もの長い時間、1人の人を魅了し続けられる物がどれだけあるのか。
長く使い続けられる物には理由がある。

b0129659_93834100.jpg
辻・近川建築設計事務所が関らせて頂きました物件について
内覧希望の方はお気軽にお問い合わせください
実際に体感して頂くことでたくさんの発見をして頂けると思います
辻・近川建築設計事務所
by tsuji-chika | 2014-03-13 10:04 |

131106 ものづくりの国

ものづくりをしている国として、日本とドイツがよく比較される。
ドイツを代表するメーカーを見てみると
ベンツ、フォルクスワーゲン、アウディー、ポルシェ
カメラメーカーではライカとなる。
日本のメーカーと比較すると
特殊性、高級感を持つブランドとして
世界的な存在となっているのが前から気になっていた。

何故ドイツからハイブランドが数多く生まれるのか・・・。
改めてドイツという国に興味を持っている。

今回ドイツに関する本を読んで見て
いくつかのヒントが垣間見えたので項目だけ列挙します。
・完全主義(Detailbesessenheit):細部にこだわる性格
・中規模企業:ニッチ市場に特化・他社に真似できない技術力
・質を重視:個人主義や個性化を好むユーザーに対応
・労働時間:1日10時間まで30日間の有給休暇も必ず取る・人生で1番大切なものは休暇

何となく見えてくるのは
不特定多数を求めるのではなく、特定の対象に特化することで
その分野での独自性を強めること。
また、ものづくりをする者にとって充実した休暇が
ものの本質を見つめるのに必要な時間だと理解すること。
これからの参考にしていければと思います。

b0129659_751926.jpg
辻・近川建築設計事務所が関らせて頂きました物件について
内覧希望の方はお気軽にお問い合わせください
実際に体感して頂くことでたくさんの発見をして頂けると思います
辻・近川建築設計事務所
by tsuji-chika | 2013-11-06 07:17 |

130513 写真=上田義彦 文=原研哉

何気なく手にした本に、写真=上田義彦 文=原研哉という名前が並んでいた。

写真家である上田義彦氏は
何かの対談で「デジタルカメラは透過光なので紙にした時は弱い。」という話しをしていた。
パソコンのモニターで見ると良いと思っていた写真を現像に出すと
何か物足りないと思うことが多かったのでその話を読んでからんーなるほどと思っていた。
そんな上田氏が撮る写真集なのでもちろんフィルムで撮影された写真が並ぶ。

原研哉氏は、雑誌『住む。」の連載やデザインに関する著書多数で
氏の文章はデザイン関連の文章で一番おもしろいと思っている。

さて、両氏がタッグを組んだ本なので買わない理由がない。
パラパラめくっていると、フィルムカメラが欲しくなる危険な本です。

■無印良品の店舗で購入できます
b0129659_848316.jpg
summilux50mm(3rd) 辻・近川建築設計事務所
by tsuji-chika | 2013-05-13 09:08 |

130321 THE OUTLINE / 深澤直人 藤井保

プロダクトデザイナー深澤直人氏のプロダクトを
写真家藤井保氏が撮影した本。

藤井保氏の写真がかっこいいなと思って中古本を手に入れました。
無印良品などの広告写真で有名な氏の写真は空気が写ると言われています。

■物の見方、情報の切り取り方とても勉強になる本です
b0129659_7112119.jpg
summar f=5cm 1:2  辻・近川建築設計事務所
by tsuji-chika | 2013-03-21 07:22 |

120105 眼を養い 手を練る

『眼を養い 手を練れ∥宮脇塾講師室編著』
故宮脇檀氏(建築家)の著。

今日はこのタイトルを拝借して今年の目標に。

昨年の後半はいろいろな所に行きそこでたくさんの建築を見ました。
そこで改めて感じたことは建築に関わるものとしてそれがとても重要であるということ。
脚を運んでいいものを見るとドンドンとアイデアが湧いてくるし
作ってみたいという意欲が充電されるように思う。
これが『眼を養う』ということで、今年はもっと意識的にたくさんの建築を見ることにします。
ご興味がある方は是非一緒に行きましょう。

次に『手を練る』ということについては
積極的に手描きをしていこうと思います。
建築の勉強をはじめてから今まで10年以上が経ちますが
そろそろCAD(パソコン)で描くことがとても窮屈に感じるようになっています。
手で描くということは懐古礼賛的になってしまいがちで声高に言うことでもないのですが
これも昨年後半から平行定規を動かしてコリコリ描いていると頭の中が整理され
色々な縮尺が同時進行できる自由さがとても心地良く思っています。
スキルとしてきっちりと抑えていきたいと思います。

さて、今年は昨年から計画しておりました物件が少しずつ動きだします。
この投稿を通じて報告させて頂きたいと思いますので引続きご愛顧よろしくお願い致します。

b0129659_840930.jpg

辻・近川建築設計事務所

by tsuji-chika | 2012-01-05 08:59 |