カテゴリ:『京都の家』( 9 )

170622 木を見に行く

『京都の家』

今回お世話になる北川造園さんに案内頂き、外構工事で使う木を見に行った。

現場から西へ向かう。
道中、石庭で有名な「竜安寺」、世界遺産「任和寺」の前を通りなんだか修学旅行のようだと。
見に行きたい気持ちで頭をクラクラさせながら、広沢池を左折し目的地へ到着する。

住宅地の中に突如と現れるあたりは、松田さんの畑とは違う。
工事は年末になるが、木を見るなら新緑の時期に。花をみたり葉色を確かめたりイメージをつかむ。

■畑には広沢池から水路を引き込んでいた。水遣りにつかっているようです。
b0129659_15545332.jpg
■山法師が花の時期です。
b0129659_15544462.jpg
辻・近川建築設計事務所が関らせて頂きました物件について
内覧希望の方はお気軽にお問い合わせください
実際に体感して頂くことでたくさんの発見をして頂けると思います
辻・近川建築設計事務所
Instagram

by tsuji-chika | 2017-06-22 16:18 | 『京都の家』

170620 on the roof

『京都の家』

最近屋根の上ばかりのぼっている。
『京都の家』の屋根の上からは、衣笠山、そして京都五山送り火で有名な大文字が見える。

■衣笠山(標高201m)
b0129659_1556650.jpg
■大文字
b0129659_15555270.jpg
■けらばの骨組:かなり特殊な納まり。見せ場です。
b0129659_15561982.jpg
辻・近川建築設計事務所が関らせて頂きました物件について
内覧希望の方はお気軽にお問い合わせください
実際に体感して頂くことでたくさんの発見をして頂けると思います
辻・近川建築設計事務所
Instagram

by tsuji-chika | 2017-06-20 16:03 | 『京都の家』

170613 第五の立面=屋根

『京都の家』

屋根は第五の立面として機能・意匠と共に大事な要素。
モダンな箱型の建物は、屋根を排除し外壁の四面のみで建物を構成することでシンプルさを生み出す。
清清しく今風なのだが、同時に雨から建物を守るという機能的側面を排除することになる為、時間に対する耐性が乏しい。

屋根を積極的に捉える。
『重なり』
『雨(夜露)よけ』
『エッジ』
『軒裏(見上げに対する意匠)』
『陰影』
キーワードとして書き出してみる。そしてひとつひとつに解釈を持って図面に反映する。
仕事は難しくなるが、仕上がりは大きく変わる。屋根は見せ場、勝負所。

■左:棟梁の大西さん。昼食後目を閉じ納まりを回想中。言葉は優しいですが目は真剣。
■右:搬入された軒先の部材(広小舞・淀)
b0129659_8275541.jpgb0129659_8285181.jpg
■左:勝手口へのアプローチ軒下を通る。
■右:屋根のエッジ。緊張感があります。
b0129659_829019.jpgb0129659_8291368.jpg
辻・近川建築設計事務所が関らせて頂きました物件について
内覧希望の方はお気軽にお問い合わせください
実際に体感して頂くことでたくさんの発見をして頂けると思います
辻・近川建築設計事務所
Instagram

by tsuji-chika | 2017-06-13 08:53 | 『京都の家』

170608 現場事務所

『京都の家』

規模が大きい現場になると『現場事務所』が登場する。

2週間の一度の定例では、
この小さな事務所の中に監督さんをはじめ数人の職人さん(番頭)が参加する。
ひとつのテーブルを囲み
小さな空間で「あーでもない、こーでもない」としていると不思議な一体感が生まれる。

京都というはじめての地での仕事となれば、会う人皆「はじめまして」となる。
この小さな事務所で顔をあわせをし話をさせて頂くことは、事務的な手続き以上に大きな意味を感じる。

■職方は、設計士の意図、やりにくさ、性格を観察し、設計士は、場所(京都)のことを職方から学ぶ
b0129659_88268.jpg
辻・近川建築設計事務所が関らせて頂きました物件について
内覧希望の方はお気軽にお問い合わせください
実際に体感して頂くことでたくさんの発見をして頂けると思います
辻・近川建築設計事務所
Instagram

by tsuji-chika | 2017-06-08 08:29 | 『京都の家』

170607 上棟式(2017/6/1)

『京都の家』

2017年6月1日(木)・快晴の中、上棟式が行われました。
田辺から運び込まれた木が無事に納まりました。

b0129659_1031755.jpg
辻・近川建築設計事務所が関らせて頂きました物件について
内覧希望の方はお気軽にお問い合わせください
実際に体感して頂くことでたくさんの発見をして頂けると思います
辻・近川建築設計事務所
Instagram

by tsuji-chika | 2017-06-07 10:06 | 『京都の家』

170525 デザオ建設さん

『京都の家』

今回の工事を請け負って頂くことになりましたデザオ建設様。
京都で50年以上続く会社、自社で設計施工を行い
また工務店として設計事務所の仕事・特殊物件等も請負われています。

京都のイメージというと外様の者が入っていきにくいイメージがあり
まだ工務店さんが決まっていない段階では、不安に感じる部分もありましたが
終始一貫して丁寧に対応頂き、本当に助けて頂いております。

難しい工事にはなりますが引き続きよろしくお願い致します。

■基礎工事が進んでおります
b0129659_5334220.jpg
■ショールームをおかりして仕上げの打ち合わせ
b0129659_534327.jpg
辻・近川建築設計事務所が関らせて頂きました物件について
内覧希望の方はお気軽にお問い合わせください
実際に体感して頂くことでたくさんの発見をして頂けると思います
辻・近川建築設計事務所
Instagram

by tsuji-chika | 2017-05-25 05:55 | 『京都の家』

170510 山長さん

『京都の家』

日本国内これだけ流通が発達すると木と言えども出荷元と消費地が随分と離れる。
(地産地消でないケースが多い。)

和歌山で仕事をしていても四国から木が来るし
京都でも愛知から、山梨(山中湖の家)では東京の木場から木が搬入されていた。

和歌山市の家有田の家3でお世話になりました山長商店様の出荷量
の約6割が関東だと聞き、以前お伺いさせて頂いた時に驚いたことを思い出す。
それならば、京都でも問題無いはず(笑)と京都の家についてもご協力頂いた。

京都でお話を頂いてから、「山長さんで・・・」という思いが頭の片隅にあった。
仏間があり、真壁がありそれは必然的に木肌の美しいヒノキやスギが必要になる。
山から出荷まで、徹底的に一元管理する体制を作ることでGデザインを受賞したことが示すように
それぞれの持ち場の方が、自社の木に対してプライドを持たれている。
設計士といえども何百本ある木をすべて確認することは不可能。
だとすればどういう所からそれが出荷されているかを知ることが大事。
なるべく脚を運び確認させて頂くのは商品そのものよりも、話をし場の空気を感じ取る為。
「任せて大丈夫だと・・・。」

■木を選別する方には現場は京都の金閣寺近く、玄関や仏間に使われることを伝える。
ジワリと想いを伝える(笑)。
b0129659_11233922.jpgb0129659_11235249.jpg
b0129659_1124311.jpgb0129659_1124113.jpg
辻・近川建築設計事務所が関らせて頂きました物件について
内覧希望の方はお気軽にお問い合わせください
実際に体感して頂くことでたくさんの発見をして頂けると思います
辻・近川建築設計事務所
Instagram

by tsuji-chika | 2017-05-10 12:09 | 『京都の家』

170508 バイアスを捨てる

『京都の家』

建築を見学する時、歴史的背景、建築家のネームバリュー、うわさ、評判等
建築そのものをより偉大に、価値がある物に仕立て上げる情報(バイアス=かたより)を
できるだけ除外しそれに振り回されないようにと注意深く見てきた。

そのようなバイアスが除かれた状態でも強く残る物に意味があると思っていたし
バイアスによって過大評価されたものはそのことを熱心に勉強してきたものにとっては
意味があるものになるが、そうでない大多数の人にとっては蚊帳の外になることが多い。

京都と聞くとそれだけで尻込みする気持ちもあるが
京都というブランドが持つバイアスを冷静に見極め京都の地域性を丁寧に解釈することが
取り組むべきスタンスだと考え計画をスタートさせた。

■苔生す庭の様子
b0129659_1022514.jpg
辻・近川建築設計事務所が関らせて頂きました物件について
内覧希望の方はお気軽にお問い合わせください
実際に体感して頂くことでたくさんの発見をして頂けると思います
辻・近川建築設計事務所
Instagram

by tsuji-chika | 2017-05-08 10:31 | 『京都の家』

170506 『京都の家』

『京都の家』

現場は京都。金閣寺の近く。
丁度三年前、ご縁頂きましてはじめて現場を訪れた。

敷地はゆったりと広く、衣笠山を背景にゆるやかに傾斜している。
敷地内に建つ建物半分を取り壊し、仏間のある主屋として建替えの計画。

「京都」「金閣寺」「衣笠山」と三拍子揃うと何かと凄そうなところと気配が漂う。
実際、風致規制が大変厳しいことも京都の中での位置づけを物語っている。
(※風致規制についてはおいおい・・・。)

はじめて訪れた印象は
敷地のゆるやかな傾斜と湿度。

■傾斜
敷地が広いということもあり、
門屋を手前に奥の離れへとゆるやかな傾斜が続く。
この傾斜をきっかけにプランニングしていくことが本計画でのストロングポイントになると考えた。
その後計画案は変更を重ねるが、傾斜を活かした屋根構成、中庭の位置づけは変わらず踏襲されている。
この場所でなければという必然性が強い力(説得力)をもったのだと思う。

■湿度
和歌山での海風の影響を受けたカラッとした印象の庭ではなく
塀、外壁、石畳、銅製の樋に苔が付着し、南側の庭にも苔が繁茂していた。
同じ石を並べても湿度というベールがそれを覆いこの場所らしい雰囲気が作られる。
(それだけ自然の力が強い場所)
呼吸する材料、自然素材の選択が必然と言え、時間がこの場所にあった雰囲気を作るのは明らか。
建築はその絶え間なく続く自然現象に対し、素直に応答することが求められ
抗すること(無理なデザインをすること)は家にとっては良い結果にはならない。

さて、擁壁工事も終わり休み明けいよいよ本体工事がはじまります。
少しずつですが進捗を報告させて頂きますのでご期待ください。

■解体前の様子
b0129659_1544520.jpg
辻・近川建築設計事務所が関らせて頂きました物件について
内覧希望の方はお気軽にお問い合わせください
実際に体感して頂くことでたくさんの発見をして頂けると思います
辻・近川建築設計事務所
Instagram

by tsuji-chika | 2017-05-06 16:34 | 『京都の家』