カテゴリ:『京都の家』( 12 )

170805 北山杉

『京都の家』

床柱に使う、北山杉を見に行く。
磨きから、絞り、大きさも様々でたくさんの北山杉が倉庫に眠っていた。

床柱に使えるように、まっすぐ、そして人工的(天然もありますが)に模様を付ける。
植林してから、30年で商品としての床柱となる。
今、amazonで購入できるもので30年も掛かって作られた物があるだろうか?
気の長い仕事だと思う。

話が飛躍するが
年月と手間を掛けて作られたものは、その分だけ長生きするのではないかと思っている。
昔の家は、最低1年掛けて作られた。今の住宅は最短で3ヶ月。どちらが長生きかは明らか。
何故そうなるかは今はわからないが、効率重視のひずみをソコカシコで感じてしまう。

■数ある中から一本を選定させて頂きました
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by tsuji-chika | 2017-08-05 10:26 | 『京都の家』

170708 図面の扱い方でわかること

『京都の家』

大きな計画になると図面の枚数も多くなる。
煩雑になる図面の管理は、工務店さんの大事な仕事。

経験上、図面をきっちりと製本し、付箋が貼られていたりする
工務店さん、大工さん、職人さんの仕事は丁寧でミスが少ない。
一手間を掛けることで、その後の作業がいかにスムーズに進むかを経験上分かられているからだと思う。

設計事務所としても
図面で仕事をしている以上、それが丁寧に扱われることは素直にうれしい。

■現場には各窓ごとに描いた詳細図が、ラッピングされて吊られている。
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by tsuji-chika | 2017-07-08 11:00 | 『京都の家』

170707 建築は曖昧さを内包する

『京都の家』

昔の建築家の図面集を見ていた時、「人が入れる寸法」と記載があった。

図面とは本来、明確な数字が記載されイメージした空間を
9mmや27mm、1,820mmと数字に置き換え誰が作っても同じものができるようにするものだ。

「人が入れる寸法」でとはなんて曖昧な表現なんだろう。
ましてや巨匠建築家の図面となればなおさら驚きを覚えた。

屋根が2枚重なるところ。
まさしくここがその部分なのだが、職人さんの作業を見ていると
腕が良くても、お腹かが出ていると無理だなと実感する。

建築のおもしろいところは
人が作り、人が使うということ。

もし、請け負った大工さんが大柄で、相撲取りのような体型だと
この屋根の隙間は大きくならざるを得なかったし、
お施主さんが、2mを超える長身の方であれば各部の有効が大きくなる。

建築は、人が入ることで曖昧さを内包する。そこがおもしろい。

■緊張感のある納まり
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by tsuji-chika | 2017-07-07 09:07 | 『京都の家』

170622 木を見に行く

『京都の家』

今回お世話になる北川造園さんに案内頂き、外構工事で使う木を見に行った。

現場から西へ向かう。
道中、石庭で有名な「竜安寺」、世界遺産「任和寺」の前を通りなんだか修学旅行のようだと。
見に行きたい気持ちで頭をクラクラさせながら、広沢池を左折し目的地へ到着する。

住宅地の中に突如と現れるあたりは、松田さんの畑とは違う。
工事は年末になるが、木を見るなら新緑の時期に。花をみたり葉色を確かめたりイメージをつかむ。

■畑には広沢池から水路を引き込んでいた。水遣りにつかっているようです。
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■山法師が花の時期です。
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by tsuji-chika | 2017-06-22 16:18 | 『京都の家』

170620 on the roof

『京都の家』

最近屋根の上ばかりのぼっている。
『京都の家』の屋根の上からは、衣笠山、そして京都五山送り火で有名な大文字が見える。

■衣笠山(標高201m)
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■大文字
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■けらばの骨組:かなり特殊な納まり。見せ場です。
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by tsuji-chika | 2017-06-20 16:03 | 『京都の家』

170613 第五の立面=屋根

『京都の家』

屋根は第五の立面として機能・意匠と共に大事な要素。
モダンな箱型の建物は、屋根を排除し外壁の四面のみで建物を構成することでシンプルさを生み出す。
清清しく今風なのだが、同時に雨から建物を守るという機能的側面を排除することになる為、時間に対する耐性が乏しい。

屋根を積極的に捉える。
『重なり』
『雨(夜露)よけ』
『エッジ』
『軒裏(見上げに対する意匠)』
『陰影』
キーワードとして書き出してみる。そしてひとつひとつに解釈を持って図面に反映する。
仕事は難しくなるが、仕上がりは大きく変わる。屋根は見せ場、勝負所。

■左:棟梁の大西さん。昼食後目を閉じ納まりを回想中。言葉は優しいですが目は真剣。
■右:搬入された軒先の部材(広小舞・淀)
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■左:勝手口へのアプローチ軒下を通る。
■右:屋根のエッジ。緊張感があります。
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by tsuji-chika | 2017-06-13 08:53 | 『京都の家』

170608 現場事務所

『京都の家』

規模が大きい現場になると『現場事務所』が登場する。

2週間の一度の定例では、
この小さな事務所の中に監督さんをはじめ数人の職人さん(番頭)が参加する。
ひとつのテーブルを囲み
小さな空間で「あーでもない、こーでもない」としていると不思議な一体感が生まれる。

京都というはじめての地での仕事となれば、会う人皆「はじめまして」となる。
この小さな事務所で顔をあわせをし話をさせて頂くことは、事務的な手続き以上に大きな意味を感じる。

■職方は、設計士の意図、やりにくさ、性格を観察し、設計士は、場所(京都)のことを職方から学ぶ
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by tsuji-chika | 2017-06-08 08:29 | 『京都の家』

170607 上棟式(2017/6/1)

『京都の家』

2017年6月1日(木)・快晴の中、上棟式が行われました。
田辺から運び込まれた木が無事に納まりました。

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by tsuji-chika | 2017-06-07 10:06 | 『京都の家』

170525 デザオ建設さん

『京都の家』

今回の工事を請け負って頂くことになりましたデザオ建設様。
京都で50年以上続く会社、自社で設計施工を行い
また工務店として設計事務所の仕事・特殊物件等も請負われています。

京都のイメージというと外様の者が入っていきにくいイメージがあり
まだ工務店さんが決まっていない段階では、不安に感じる部分もありましたが
終始一貫して丁寧に対応頂き、本当に助けて頂いております。

難しい工事にはなりますが引き続きよろしくお願い致します。

■基礎工事が進んでおります
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■ショールームをおかりして仕上げの打ち合わせ
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by tsuji-chika | 2017-05-25 05:55 | 『京都の家』

170510 山長さん

『京都の家』

日本国内これだけ流通が発達すると木と言えども出荷元と消費地が随分と離れる。
(地産地消でないケースが多い。)

和歌山で仕事をしていても四国から木が来るし
京都でも愛知から、山梨(山中湖の家)では東京の木場から木が搬入されていた。

和歌山市の家有田の家3でお世話になりました山長商店様の出荷量
の約6割が関東だと聞き、以前お伺いさせて頂いた時に驚いたことを思い出す。
それならば、京都でも問題無いはず(笑)と京都の家についてもご協力頂いた。

京都でお話を頂いてから、「山長さんで・・・」という思いが頭の片隅にあった。
仏間があり、真壁がありそれは必然的に木肌の美しいヒノキやスギが必要になる。
山から出荷まで、徹底的に一元管理する体制を作ることでGデザインを受賞したことが示すように
それぞれの持ち場の方が、自社の木に対してプライドを持たれている。
設計士といえども何百本ある木をすべて確認することは不可能。
だとすればどういう所からそれが出荷されているかを知ることが大事。
なるべく脚を運び確認させて頂くのは商品そのものよりも、話をし場の空気を感じ取る為。
「任せて大丈夫だと・・・。」

■木を選別する方には現場は京都の金閣寺近く、玄関や仏間に使われることを伝える。
ジワリと想いを伝える(笑)。
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by tsuji-chika | 2017-05-10 12:09 | 『京都の家』