カテゴリ:『黒江の家』( 14 )

170816 ヨーロッパの光

『黒江の家』

高い天井、大きな腰窓から光が入る。
日本建築にはない窓の配置。表層の仕上げを変えるだけでは本質は何も変わらない。
光の入り方だけで雰囲気を操作する。

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by tsuji-chika | 2017-08-16 17:07 | 『黒江の家』

170803 肌感覚

『黒江の家』

「黒江の家」も「京都の家」も造作仕事に入っている。

パタパタとボードを張ったり、断熱材を詰めたり、サッシを付けたりする工程は
作業スピードが速く、見た目の変化が日に日にわかる。

しかし、枠廻りや、巾木といった細々した造作仕事はそうはいかない。
コツコツと細かな仕事を積み上げ1週間経っても劇的な変化がない。大工さんとしても踏ん張りどころ。

さて、木製建具の話。
狭い場所程、アルミサッシではなく木製建具を使いたい。
一から図面を描いて作ることになるので、その場に合わせて自由なサイズ、自由な開き方ができる。
それ以上に、そばに近づいた時の肌感覚があたたかく、やわらかい。
(これは工業製品として精密に作られたアルミサッシでは得られない感覚。)

狭い場所程、窓に近づくのでこのあたたかさ、やわらかさが効いてくる。

■2階にキッチンがある為ごみ箱等を置くサービスバルコニー
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by tsuji-chika | 2017-08-03 09:17 | 『黒江の家』

170719 インフラ

『黒江の家』

インフラは、電気、水道、ガス、排水、通信。

普段生活をしていて、意識するのはせいぜい利用料金ぐらい。
お金を支払うことで、その存在を意識することなく不便なく利用できる。

インフラのあるべき姿(日本においては)。

ひとたび、どこかが壊れればたちまち大騒ぎとなり生活に支障がでる。
だから、計画と施工には細心の注意を払う。

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by tsuji-chika | 2017-07-19 14:29 | 『黒江の家』

170713 何か違う

『黒江の家』

あからさまな違いをつくることは凄く簡単で
同じような材料を使っていても、『何か違う』と感じられるものが難しい。

違う材料、違う商品を使うこと、奇抜な間取り、うねうねした曲線を引いたところで
本質的には何も変わらない。ただ一つのバリエーションが増えただけでつまらない。

違うものに目を向けるのではなく
今あるものの見方を変え、丁寧に捉えなおすことの積み重ね。
『何か違う』はその思考の先に生まれる。

■サッシの使い方、天井高さ、袖壁の出巾、丁寧に立ち止まって考えてみる
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by tsuji-chika | 2017-07-13 10:37 | 『黒江の家』

170628 『一般解』と『違う答え』

『黒江の家』

「どう思いますか?」と職人さんにはよく質問をする。
当然こうだろうと思っていたことについても、未だに違う答えが返ってくることがあるから。

当然こうだろうと思っていたことが『一般解』とすると
『違う答え』というのはその職人さんが実際に経験したこと、いわゆる体験談に基づくことが多い。

体験談は、5年や10年の話ではなく、20年前に工事したものが今どうなっているかといったような
長い経験からくるものや、地域ならではのこと等、説明書や参考書には絶対に載っていない話がほとんど。

体験談は、成功したり、失敗したり、その職人さんが直接経験した話なので説得力があるし熱く語ってくれる。
だから必ず聞くようにしている、「どう思いますか?」と・・・。

■エアコンのドレイン管の処理について『違う答え』が聞けました
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by tsuji-chika | 2017-06-28 09:53 | 『黒江の家』

170626 普通ではないこと

『黒江の家』

リビングに付ける高さ1,800mmのサッシ。

高さ1,800mmとなれば、床から取り付けるのが普通。
それを腰窓に使う。そこが普通とは違う。

何だそれだけかと思うかもしれないが
これがなかなかできない。

高さ1,800mmのサッシのカタログには丁寧にも
「掃き出し窓」と書いている。
そこにはこんな窓を腰窓で使うやつなんかいないだろうというメーカー側の思い込みがある。
使う側も疑うことがない。

普通でないということは、普通を疑うこと。
こうすれば良いよねという創造力があたらしい普通を作る。

■天井高さは2,800mm
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by tsuji-chika | 2017-06-26 15:25 | 『黒江の家』

170623 近くの景色と遠くの景色

『黒江の家』

住環境を豊かにしようと思うと

近くの景色、遠くの景色。
南側の窓、北側の窓。
天井の高いところと低いところ。

といったように、ひとつずつの要素に対して
多様性、めりはりをつくることが大事。

マンションの場合は(角部屋でない限り)
南側のみに窓があるだけというのがほとんどなので
そこからの景色は限定的だし、何より差し込む光の変化が乏しくなる。

東には東の、北には北の、西には西の良さがあって
それらが重層的に重なることでどんどんと住環境が豊かになる。

せっかく一戸建ての住宅を建てるのだから
その多様性を実現して日々の些細な変化を楽しめる仕掛けをつくりたい。

■隅柱を抜き北東に開くバルコニーを設けた。
遠くには甲子園の常連、智弁学園和歌山が見えます。
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by tsuji-chika | 2017-06-23 08:31 | 『黒江の家』

170619 サングラス

『黒江の家』

屋根には遮熱対策の為、アルミを施した専用のシートを施工する。

2階の暑さ対策にはすこぶる効果的なのですが
施工する際にものすごくまぶしく、強い光を受けて日に焼けます。

以前、無防備に屋根に上がったことがあり強い光を目に受け一日中クラクラした。
その経験を踏まえ職人さんにはサングラスをするように伝えておいた。

■屋根に上がると皆お揃いのサングラスを掛けていた
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by tsuji-chika | 2017-06-19 11:13 | 『黒江の家』

170617 上棟-「普通の中にあるもの」-

『黒江の家』

2017/06/16(金)、黒江の家が上棟しました。

方形屋根のbasicな形。上棟した様子を見ると、他の風景によく馴染み極々普通の佇まい。
高さ、落ち着き全く違和感無い建ち方は、設計事務所としての仕事としてはいささか“大人しい”。

「普通の中にあるもの」
奇策を出すのではなく、普通の中に深いまなざしを持つ。
そのまなざしが少しずつ形になります。乞う!ご期待。

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by tsuji-chika | 2017-06-17 15:06 | 『黒江の家』

170614 晴れが続く

『黒江の家』

梅雨の時期、上棟がからむと神経を使う。
幸い、週末にかけて晴れ模様。
それに加えて湿度が低いので大工さんの作業も円滑に進む。

一気にルーフィング(屋根の防水シート)まで施工して雨から建物を守りたい。
監督さんとも相談をして、雨に備えて屋根全面を覆うブルーシートをスタンバイ頂いた。

上棟は6/16(金)を予定しています。

■大工は中村さん(http://tsujichika.exblog.jp/22776809/)。間違いない。
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■本日:材料の割り振り
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■昨日:床下浸水に備え基礎を高くしている
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by tsuji-chika | 2017-06-14 10:54 | 『黒江の家』