<   2010年 01月 ( 17 )   > この月の画像一覧

100129 余白

大野中の家3∥湊の家 ∥赤坂台の家∥T∥House K

建物と敷地境界線の間にできる余白(スペース)。
この建物にはほとんどそれがない。
今回の敷地条件ではしょうがないところがありますが、
余白の存在はとても重要。
余白をいかしていくとプランの広がりが生まれるのも事実。
大野中の家1』がのびのびと広がって感じるのは東西南北に余白があったから。
さて『赤坂台の家』では何処を余白と考えたか。
工事が進んでくるとそれが少しずつ見えてきます。

b0129659_930583.jpgb0129659_9301646.jpg





辻・近川建築設計事務所∥和歌山∥海南

by tsuji-chika | 2010-01-29 09:46 | 『赤坂台の家』

100128 深い深い軒天井

大野中の家3∥湊の家 ∥赤坂台の家∥T∥House K

2階の軒天井(のきてんじょう)。
鴨居のところまでスゥっと1,500mm。
さらにその奥に1,350mmと全長1間半の深い深い軒下空間。
ここまで深いのはなかなか珍しい。
鴨居には格子戸が吊られ、その奥は物干し場となります。
共働きのクライアントにとっては安心して洗濯が干せるスペースになりそうです。

■この軒天の存在によって立面に奥行き(陰影)を与えていきます
b0129659_8393312.jpg


辻・近川建築設計事務所∥和歌山∥海南

by tsuji-chika | 2010-01-28 08:57 | 『湊の家』

100127 試験体③∥30年∥ヒノキ∥無塗装∥他不明

監督さんの軽トラの荷台に積まれていたヒノキ板。
約30年前に施工された外壁に使われていたものということで見せて頂きました。

外部に面する部分は灰色に変色していますが、
ひびや穴といった外傷はほとんどなく性能上何も問題なさそう。
裏をひっくり返してみると木の色がそのままで
30年前とは思えないきれいさを保っています。
これ程きれいな状態なので
『どうしてやりかえるのですか?』と。
『見た目の印象が古ぼけたように見えるからでは・・・。』と返答が。
雨漏れがひどく機能上の問題でこういったものはやりかえされると
ばかり思っていましたが、どうもそれだけではなさそうと目から鱗の発見でした。

■雨風をしのぐということでは何も問題がありません
■裏側はものすごくきれい 裏返して使っては・・・
b0129659_8502355.jpgb0129659_8501813.jpg
■上の板はこの建物のものではありませんがたまたま近くにあったので撮影
■この見た目が良いと感じるか古ぼけて見えるのでちょっと・・・と感じるか
b0129659_8505442.jpg


辻・近川建築設計事務所∥和歌山∥海南

by tsuji-chika | 2010-01-27 09:13 | 試験体

100125 骨格

大野中の家3∥湊の家 ∥赤坂台の家∥T∥House K

建物の骨格に興味があります。
仕上げがされる前の床・壁・天井の関係が見えてきたとき。
どんなにローコストの家でもお金をかけた家でも
この過程があって仕上げへと移っていきます。
共通しているのは、この段階で力強さや魅力を持っていないと
どんな仕上げ(化粧)をしていっても結果は知れているということ。
建物について大理石を使った、シャンデリアをつけたとか
表層の部分で評価している間は本当の良さは見えてきません。
人と同じでそれを支える骨格を考えていかない限り
良い建物にはならないと思っています。

■上:開口部を開けることで室内に外部が入り込みます
   :1段下げていることでテラスとの一体感が生まれます
■下:往来の多い南側の道路に正対するのでなく
   室内と外との関係を斜めに振って視線をそらしています
b0129659_874195.jpg
b0129659_874925.jpg


辻・近川建築設計事務所∥和歌山∥海南

by tsuji-chika | 2010-01-25 08:25 | 『湊の家』

100123 『T』~上棟~

大野中の家3∥湊の家 ∥赤坂台の家∥T∥House K

タイトルが昨日と同じ日付。
『赤坂台の家』と『T』と同時に上棟を迎えました。
近川君に赤坂台へ行って頂き私は田辺へと・・・。
事務所にとってはとてもめでたい日を迎えました。

建物について。
今回の計画は構造体あらわし(鉄骨むきだし)である為
上棟時に見える鉄骨がそのまま室内の意匠としてあらわれてくるということで
現時点で大よその雰囲気を想像することができます。
なんと言っても中央の階段(半外部になっています)の存在。
室内を分断するように斜めに堂々と居座っています。

おもしろいのは階段が奥に向かってかかっている為
店舗入り口側から見るのと奥からとではがらりと室内の印象が変わるということ。
階段まわりはサッシでぐるりと囲まれるのでガラス越しに向こうの室内が見える等
ダイナミックな空間になっています。
4月中旬の竣工に向けどんどんと工事が進んでいきます。
工事を請け負って頂きました株式会社山幸様には引き続き安全第一をお願いしたいと思います。

■仕上げの塗装色に影響する為鉄骨の錆止めが緑色
b0129659_921173.jpgb0129659_9211318.jpg

b0129659_9212911.jpgb0129659_9214581.jpg

辻・近川建築設計事務所∥和歌山∥海南

by tsuji-chika | 2010-01-24 09:45 | 『T』

100123 『赤坂台の家』~上棟~

大野中の家3∥湊の家 ∥赤坂台の家∥T∥House K

難工事の1階車庫の山場が収束し本日無事に上棟を迎えることができました。
小さい建物ではありますが、
計画から確認申請手続き基礎・1階工事と
ひとつずつの積み重ねがようやくここまでの形となりました。
施工を請け負って頂きました
テラマエ建設様には引き続き安全第一をお願いしたいと思います。
そして無事にここまで工事を進めて頂きましたことを感謝です。

■左:1階は車庫 ホームエレベーターで2階にアクセスする構成
■右:遠くの山の向こうにマリーナシティーの花火が見える予定
b0129659_9185539.jpgb0129659_9161324.jpg


辻・近川建築設計事務所∥和歌山∥海南

by tsuji-chika | 2010-01-23 09:20 | 『赤坂台の家』

100122 屋根の重なり

大野中の家3∥湊の家 ∥赤坂台の家∥T∥House K

あたり前の話ですが
軒の出がある家は垂木がのらないと格好がつきません。
上棟時にはわからなかった屋根の重なりがよくわかります。
平屋建てではこの屋根の重なりがひとつの醍醐味。
これをいかに格好良く見せるかが腕の見せ所です。

b0129659_1371216.jpg

辻・近川建築設計事務所∥和歌山∥海南

by tsuji-chika | 2010-01-22 13:10 | 『大野中の家3』

100121 鉄骨加工工場へ

大野中の家3∥湊の家 ∥赤坂台の家∥T∥House K

鉄骨造の場合、「製品検査」の為監理者が工場を訪問する。
目的は仕口・継手の確認、また手摺などの詳細部の打ち合わせ。
木造とは違い、
製作段階で諸所詳細を詰めておかないと組みあがってから変更ができません。
現場は今週末の「建方(タテカタ):上棟のこと」を待って静かなものですが
水面下では着々と作業が進められています。

手摺の詳細を詰める際
実際の角鋼を見せて頂き強度を確認しながら採用する大きさを決定させて頂きました。
木造とは違い同じ断面でも思っている以上に長いスパンを飛ばせることを体感し
月並みではありますが、やはり「図面ではわからないことがたくさん・・・」と実感しました。

■左:木造とは違い単体で見ると無愛想・・・
■右:柱、梁を接合するブラケット
b0129659_8301971.jpgb0129659_830334.jpg

■左:開先加工の確認 空き寸法及び開先角度の確認を行う
■右:建方を待って現場は整然としています
b0129659_830507.jpgb0129659_831394.jpg


辻・近川建築設計事務所∥和歌山∥海南

by tsuji-chika | 2010-01-21 08:54 | 『T』

100120 色の決め方

大野中の家3∥湊の家 ∥赤坂台の家∥T∥House K

はじめて敷地を歩いた時
周辺に建つ建物の屋根、
外壁が少しくすんでいる印象を受けました。

敷地近くに
住友金属和歌山製鉄所があります。
風向きによってそこから流れてくる粉塵が
その原因だということがすぐにわかりました。

このような敷地で屋根・外壁に『黒』を選択することは必然で
『湊の家』は黒い外観とすることに決定しました。

このような理由で色を決定することもあります・・・。

b0129659_8554449.jpg
■屋根・外壁が粉塵で少しくすんでいるのがわかります
b0129659_8513045.jpg


辻・近川建築設計事務所∥和歌山∥海南

by tsuji-chika | 2010-01-20 09:07 | 『湊の家』

100119 シュミレーション

大野中の家3∥湊の家 ∥赤坂台の家∥T∥House K

『大野中の家3』の国道側の板塀。
細かな表現の描写はできませんが、
これぐらいのスケールのものであればちょこちょこっとパソコンを操作して
シュミレーションを行います。
便利な時代になりました。

■板塀の高さを揃えた場合
⇒敷地勾配を考えると写真右の方で2mを超える高さになり威圧的になってしまう
b0129659_902293.jpg

■板塀の途中で高さを変えた場合
⇒高さが途中で変化することで違和感があるかと思われたがシュミレーションするとそれ程気にならない
⇒クライアントにも確認頂きこちらを採用することに
b0129659_903537.jpg


辻・近川建築設計事務所∥和歌山∥海南

by tsuji-chika | 2010-01-19 09:09 | 『大野中の家3』