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120530 歳を重ねる

歳を重ねた公園。
大きくなった木が何とも言えないオーラを放っています。
東京の上野や、神宮の森、そして皇居が持っている独特の雰囲気は
歳を重ねた木々の存在があってのこと。

■場所にも歳がある
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辻・近川建築設計事務所

by tsuji-chika | 2012-05-30 11:04 | 和歌山県の風景

120529 古き良き時代

建築家/宮脇 檀の著書に『毛深い材料』という表現がある。
今はやりのツルツルピカピカの材料ではなく
質感があって薄暗い場所で存在感があるような
カフェではなく昔の喫茶店で使われていたような材料をそのように表現していた。

写真は打ち合わせをさせて頂いた応接間の布クロス。
今はあまり見ることが少なくなりましたがあらためてみると良いものです。

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辻・近川建築設計事務所

by tsuji-chika | 2012-05-29 10:14 | 『その他』

120526 反カタログ建築

メーカーが出しているカタログの中から
サッシや便器、クロスなど建築に関わるあらゆる商品を選ぶことができる。
年度が変わる度にカタログが更新され、キャッチな新商品がどんどんと開発されています。

設計事務所の仕事においてそういったカタログの中から
商品を選んで採り入れていくことは避けられない現状になっていますが
依存しすぎることは良くないと思う。

同じサッシを使うにしても納まりを読み解き片引き窓に応用したり
ガイシのソケットと電球を組み合わせれば照明器具だって作ることができる。

現場では(便宜上ではあるかもしれないが)一応、『先生』と呼ばれているのだから
設計の段階で『先に生みだす』作業をしてこそだと思う。
カタログから珍しい商品を選んできてこれがデザインですというのは少し違う。

さて約50年前に建てられた愛知県立芸術大学。
当時、限られた材料(コンクリート・石・鉄・ガラス・ラワン)で作られ
カタログなどは皆無だったと想像できる。
すべての詳細に建築家の考えが反映され既製品の寄せ集めで作られた建物とは趣きが違う。
反カタログ建築の存在としてこの規模で実現されている事例は少ない。
そういった視点で見るとまた面白い見方ができると思います。

■あらゆるところがキッチリと考えられています
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by tsuji-chika | 2012-05-26 09:02 | 『その他』

120525 タテとヨコの比

一眼レフカメラのアスペクト比(長辺と短辺の比)は3:2。
写真を意識して撮るようになってからこのタテとヨコの比について考えることが多くなった。

意識するしないに関わらず
普段目にする写真は4:3や3:2、あるいは1:1の比がほとんどで
ライカやフルハイビジョンTVのように16:9といったものを加えて
だいたいの写真がこの比で表現されている。
見慣れた比ということは、人間が違和感無く受け入れられるとも言える。

建築に置き換えてみると落ち着くであったり、安定感であったりするものは
このアスペクト比がとても重要ではないかと思っている。

さて本題・・・。
昨日紹介した吉村順三設計の講義棟の中階廊下。
廊下巾3,200mm、天井高さが2,230mmとほぼ3:2の比率。
添付している写真の比率が同じく3:2なのでものすごく安定した構図になっているのが分かると思います。

当時意識してこのような比が用いられていたかはわかりませんが
良い建物には必ずこういった隠れた比率が存在しています。

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by tsuji-chika | 2012-05-25 08:34 | 『その他』

120524 愛知県立芸術大学

愛知県は長久手まで少し足を延ばし愛知県立芸術大学へ。
1966年に開学し、建築家/故吉村順三により設計された大学として有名。
建物の老朽化に伴う立替計画に対し、保存運動が行われています。

インターネットを通して得られる情報だけだと
吉村順三が手掛けた開学時の建物がいつまで残っているのかはっきりと
しなかったので行ける時に行っておこうと・・・。

写真は講義棟。
コンクリートのボリュームがピロティーで持ち上げられる姿
水平方向に連続する格子(プリーズソレイユ)はコルビジェを彷彿とさせますが
実際に見てみると、チャンディガール(インド)の庁舎で見たような重量感のある印象は全くなく
その辺の軽やかさ、寸法の押さえ所はまさしく吉村順三。

似たような建築ボキャブラリーを用いても
作る人の個性が滲みでるものなんだと改めて感じることができます。

■壁画はメキシコ国立自治大学を彷彿とさせますが緩やかなボールト屋根はやはり吉村順三
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by tsuji-chika | 2012-05-24 09:22 | 『その他』

120522 環境を作る

テキパキと工事が進められていくのを見ていると
その場の空気がどんどんと変わっていくのがよくわかる。

ただ植栽を植えましたというだけではなく
影ができ、風を感じ、水を蓄える。環境を作っているんだなぁと。

後一年もすれば、グランドカバーとなる植栽が地面を覆い雑木の庭として
この地区に対してもいい影響を与えると思う。

クライアントは楽しんで手入れをされるのを確信(笑)しているので
年月を重ねていくのが本当に楽しみです。

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by tsuji-chika | 2012-05-22 10:20 | 『大府の家』

120521 皐月の空(金環日食)∥2012

露出を下げNDフィルターを用いて撮影しましたが
さすがにそんな軽装備だけでは太陽をうまく撮影することができませんでした。

きれいな写真は色々なところで見ることができるでしょうから
とりあえず海南市から見える太陽の様子をアップしておきます。

■金環日食
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by tsuji-chika | 2012-05-21 08:40 | 海南市の空

120519 頼もしい

朝四時半に海南を出発し、八時には現場入り。
トラック二台、職人さん四人と荷台いっぱいの庭木。

あぁ名阪国道をわざわざ走って来てくださったのかと想像すると感慨無量に。
クライアントも松田さんの人柄を信頼してくださり
海南の山でも、大府でも終始楽しい現場になりました。

■作業はテキパキと午後三時には終了
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by tsuji-chika | 2012-05-19 14:18 | 『大府の家』

120518 違う質の光

同じ白い壁に光があたっているだけなのですがその色味、明るさが微妙に違う。
南側からの光、北側天窓からの光、格子にバウンドしてOPの色がわずかに反射した光
白い室内をただヤミクモに明るくしただけではこの微妙な陰影を作ることはできません。
壁・天井の仕上げの質感、陰の存在があって
この豊かなトーン(諧調http://tsujichika.exblog.jp/16437056/)が生まれています。

■室内の格子や乳白のガラス、仕上げなどはこのトーンを作る為の装置として考える
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by tsuji-chika | 2012-05-18 08:12 | 『大府の家』

120517 ごちゃごちゃしないこと

建築、特に住宅を考える時、デザインと称してごちゃごちゃしたことをしない方が良い。
住宅と言ったのは
そこには生活があり、色々な色があり、様々な形がある。
そういったものがワァッと一斉に持ち込まれたとき喧嘩することなく受け止められる
最低限の秩序(マナー)が建築には必要だと思う。

■どこに何を置くか 正方形に区画された本棚に楽しそうなディスプレイ とても素敵です
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by tsuji-chika | 2012-05-17 08:48 | 『大府の家』