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130731 『湊北町の家』

計画を進めてまいりました、『湊北町(みなときたまち)の家』。
基礎工事も完了し、本日上棟を迎えることになりました。

施工は、宮井組さん。
規模の大きい工務店さんなので組織力のある
現場運営を期待しています。

さて、敷地は和歌山市内ということもあり
まわりに昔からの住宅が建つ地区。
近所には、和歌山市民博物館や図書館があり
法的には、商業地域(準防火地域(和歌山では珍しい))の指定がある。

三方を隣家に囲われているので
どのようにして採光・通風を確保するかが最大のポイント。
計画としては建物をコの字に配置し
京都の坪庭と同じようなしくみを利用して問題の解決をはかっています。
また、コの字型にすることで隣地境界線からの距離を確保し
木製建具の利用も可能にしています(詳しい説明は後程・・・)。

法的にも・敷地環境的にも
難しい計画ではありましたが
奥行きのある良い建物が生まれると思います。

■模型は初期案のもの・変更はあるものの最終案も雰囲気を踏襲している
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by tsuji-chika | 2013-07-31 08:59 | 『湊北町の家』

130729 mado

『美容室和が家』

光を採り入れたり、風を通したり、景色を眺めたり
窓にはたくさんの機能が求められる。

大工さんと・建具屋さんとで作る木製建具の場合
カタログの限られた規格サイズ・仕様から選ぶアルミサッシとは違い
想像力次第で大きさ、動作方法(所作)を自由に決められる。

美容室の角に設けられた窓。
視線がまわり込むようにと角に丸柱を立て
建具はすべて戸袋の中に引き込まれるように納めた。
鴨居にかぶせたガルバリウム鋼板の水切も
切り取る風景をじゃますることなくとてもきれいに納まっています。

■きれいな窓:一番の見せ場です
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by tsuji-chika | 2013-07-29 08:56 | 『W』

130726 ふかふか

『美容室和が家』

お手本のような断熱材の施工。
きれいに入れるとふかふかした布団のように見えます。

■壁ができると陰影がはっきりとしてきます
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by tsuji-chika | 2013-07-26 17:44 | 『W』

130725 与条件

『有田の家2』

どの現場でも同じなのですがすごくたくさんの木を使う。
出番を待つ様子は、小さな製材所のように見える。

これだけの木(無垢材)を使うのだから
使える樹種は予算と流通量の問題でスギやヒノキが多くなる。
産地は紀州や吉野そして四国のものがほとんど。

ケヤキやクリといった広葉樹にも憧れはありますが
和歌山で仕事をしている以上は
スギとヒノキの存在を否定して、木を仕上げとして使っていくことはできない。

大事なのは
スギやヒノキにつきまとうイメージをどう洗練させられるか。

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by tsuji-chika | 2013-07-25 09:17 | 『有田の家2』

130722 リノリウム

美容室の床材はリノリウムという素材(ラウンジスペースはスギ板)。

パッと見は塩ビシートと変わらないのですが
天然の亜麻仁油や石灰岩が主原料となっている、自然素材。
自然素材ならではの渋みのある発色と経年の味を楽しめるのが魅力。

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by tsuji-chika | 2013-07-22 11:25 | 『W』

130720 陰翳礼讃 /谷崎潤一郎

日本の建築空間について語られる時
必ずといっていいほど引用される陰翳礼讃 (いんえいらいさん)。

日本的な美の本質は「うすぐらさ」にあるということを
身の回りの事例から、谷崎氏の視点で書かれている。
特に難しい本でもないので
明るい蛍光灯やLEDの照明に何か違和感を感じる人は必ず読んで欲しい。

さて『有田の家2』の掃きだし窓。
家相の関係で、リビングスペースが北側に面することになる。
あまり北側に積極的に開くことが無いので
影をまとう開口部がどのような仕上がりになるかとても楽しみです。

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by tsuji-chika | 2013-07-20 09:33 | 『有田の家2』

130718 こうぞうさんの田んぼ

『美容室和が家』

美容室の椅子に座ると見える景色。
多分どんな美容室を探してもこんな景色が見えるところは無いと思う。

腰壁を少し高くして手前の雑然とした景色をカットして視線を遠くに向け
垂れ壁を少し下げ、高圧電線を視界から見えないようにした。

窓には網戸も障子も入るので
気持ち良い風が通り抜ける中で髪を切って頂くことができます。

■週刊誌は不要
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by tsuji-chika | 2013-07-18 08:57 | 『W』

130717 天井

『有田の家2』
棟梁がほぼ一人で作業を進めている『有田の家2』。
外部木製建具の枠廻りも大変大変と言いながら淡々と作業をこなし
夜には木の段取り、枠の刻みを行っている。

玄関の吹き抜けの天井。
見上げれは、スギ板の無節。
図面では小節程度と描いていたのに格好がつかないからと良い材料を入れて下さった。
2階の廊下がかぶってくるのであまり見えないだろうと
源平交じりを廊下側(写真左)に寄せてくれている。

設計士が描いた図面が
棟梁の手により少しずつ形になる。
そのプロセスで
棟梁自らが思い入れを持ち
自分が手掛けたと感じて頂ける現場になることがとても大事。

■棟梁の気持ちがこもった天井になりました
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by tsuji-chika | 2013-07-17 09:15 | 『有田の家2』

130715 電動ドライバー

故宮脇檀氏(建築家)が新しいテレビを購入する際(ブラウン管の時代)
電気屋さんに電話して「一番かっこいい物を持ってきて」と伝えたという逸話がある。

値段やスペック云々よりとにかくかっこいいものをというのが
選択基準の第一位にあるというのがおもしろい。
何か物を買うとき、いつもこの話が頭をよぎる。

さて電動ドライバー。
先日の家具を作ったり、棚やフックを付けたり、
竣工したクライアントのロールスクリーンを付けたり
簡単な建具の調整をしたり(いちいち津村建具さんを呼ぶのも悪いので)と
何かと必要になってきたので購入した。

電動工具と言えば、makitaが最大手。
色々と調べて見るが、なかなか触手が反応しない。
結局探し出したのが、BOSCH(ドイツ)の物。
電動ドライバー、箱、バッテリー、フォントが丁寧にデザインされ
グリップの下からバッテリーを装填するようになっているところなどは
銃の弾丸を込めるようでハードボイルド。何かデキル男を連想させてくれる。

■ずっと大事に使いたいと思わせるデザインがされていることはとても重要
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summilux50mm(3rd)  辻・近川建築設計事務所
by tsuji-chika | 2013-07-15 09:29 | 道具

130713 100枚

住宅1件あたりの図面の枚数としては目安として100枚ぐらい。
これが多いのか少ないのかはわからないですが
描いていることで現場とのやりとりがスムーズになることは明らか。
設計事務所である以上、図面でモノを言う事が大事。

■今日は、有田の家2の室内枠廻りの詳細図を描きます
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summilux50mm(3rd)  辻・近川建築設計事務所
by tsuji-chika | 2013-07-13 10:17 | 『有田の家2』