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160531 整えるという感覚

和歌山市の家 ∥有田の家3∥上の家

お施主さんから中庸なデザインとお言葉を頂戴して計画をスタートした。
升目の間取り、シンメトリーな断面計画、素直に掛けた屋根と恣意性を排除しながら建築を考えていった。

方向性が定まると、各部の寸法を丁寧に整えていく。
その場の思いつきでなんとなくで決めた寸法では、目が肥えたお施主さんにはすぐに見透かされ
今までの経験を総動員して1,900mmなのか1,950mmなのか2,000mmなのかを決定していった。

■天井には天窓を設けた:南屋根に配置されている為室内側に格子を設置して光を拡散させている
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■窓にはロールスクリーンを設置:視界をコントロールする
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■納戸通路の上はロフトになっている
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■寝室:天井高さをCH2,200に抑え落ち着きをつくっている
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■書斎:ロフトへ上がる階段がある
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■単純な間取ですが天井高さをコントロールすることで豊かな空間が展開する
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山長さんのヒノキ:すごく上品な仕上がり 影がやわらかい
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■庭に向かって床が連続してつながる
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■天窓から月光が落ちてくる
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by tsuji-chika | 2016-05-31 05:55 | 『和歌山市の家』

160530 竣工写真撮影

和歌山市の家 ∥有田の家3∥上の家

和歌山市の家、朝から竣工写真の撮影をさせて頂きました。
今回、和歌山市関戸にありますフォレスタさんにご協力頂きまして
当事務所の備品と持ちよりで建物を飾らせて頂きました。
搬入は昨日の午後から。雨が降る前に一気に行いました。
店長、お忙しい中ありがとうございました。

家具や雑貨、花、緑などが入ることで息を潜めていた建築がいきいきとしはじめ
もともとそこにあったかのようにスッと建築に馴染んでくれたのが印象的でした。
アクタスH.W.Fシリーズのシェルフとダイニングセット、アイラーセンのソファーと
絶妙なプロポーションと素材感によって上質な空間になりました。

■正面の建具はすべて戸袋の中に引き込まれ窓が全開します
■中央のソファー部分:天井が高くなっている
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■南側の窓際はカーペット敷き(床座に対応します)
■カーペットには少しリネンが入ったものを選ぶことで夏場でも気持ち良く使える
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■天井の高さによって3ブロックに分かれています手前がダイニングスペース
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■格子戸の中に透明ガラス(照明の映り込みがきれい)
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■竿縁天井:要素を整理してモダンな納まりに仕上げた
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■納戸廊下:書斎の出入り口が見える
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■納戸廊下からソファースペースを見る:ソファーの背中がきれいに見えるアプローチ
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■格子戸:割付は津村建具さんの工場で材料を見ながら決めた
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■間延びしないようにプロポーションには細心の注意を払う
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■ロールスクリーンを閉めると雰囲気が一変する
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by tsuji-chika | 2016-05-30 13:47 | 『和歌山市の家』

160526 闇

和歌山市の家∥有田の家3∥上の家

建築を作ることは影を作ることと言った建築家がいる。
屋根を掛け、壁をつくり外部から光を遮断して、調整しながら影をつくり身を守る。

昔の家はその影が色濃く、子供の頃はただただ怖かった闇が漂う。
カメラを趣味にしてその闇があるから光が印象深くなることを知った。

■今の建築は明るく見せすぎているのだと思う
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by tsuji-chika | 2016-05-26 07:04 | 『有田の家3』

160525 決断

和歌山市の家∥有田の家3∥上の家

決断はシンプルで早い方が良いし、何故そうしたいかを丁寧に伝える必要がある。

決断は、様々な経験、アイデアを引き出しにしながら
お施主さんの好み、打ち合わせの経緯、つくりやすさ、コストと総合的に判断しなければならない。

「何でも良い」や「なんとなく」では現場は動いてくれないし
計画のスタートから完了まで横断的に全体を見れるのは設計士しかいないという自負を持って
計画を先導していく責任がある。

■決断の訓練の為には、外食をする際、洋服を選ぶ時、何故それなのか普段から考える癖をつける。
「何でも良いという答えはない・・・。」
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by tsuji-chika | 2016-05-25 09:08 | 『上の家』

160517 バランスの妙

和歌山市の家∥有田の家3∥上の家∥六十谷の家

六十谷の家

「はなみずきを植えたいので・・・」とご連絡を頂き
松田造園さんに依頼しまして花色がピンクのはなみずきを植えて頂きました。

引渡しをさせて頂いて1年が経ち、建築と生活が馴染んできた。
空間の質を高くしているのは、お施主さんが選ばれたグレー色皮張りのソファー。

ソファーといえば背もたれを高くしてドカッと座れるものを選びがちなのですが
背もたれが大きいと部屋に置いた時の圧迫感、存在感が強くなるのでバランスが崩れることが多い。
なんとも上品な雰囲気が漂うのはバランスの妙。

■リフォームの案件。丸柱は構造的に必要な柱でお施主さんのご実家で眠っていた木を使った
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■一人掛けのソファーがあるとお客さんが座りやすくなる
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■はなみずき。花の時期は過ぎているので来年が楽しみです
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by tsuji-chika | 2016-05-17 05:59 | 『六十谷の家』

160511 彫り

和歌山市の家∥有田の家3∥上の家

リフォームならそこでしかできないことを考える。
鉄骨造では鉄骨造らしさ、木造では木造らしさを考える。
与えられる条件を肯定したスタンスでスタートを切ることを意識している。

そうすることで、そこでしか実現できなかった説得力のあるものが生まれるような気がする。
鉄骨造でも木造でも鉄筋コンクリート造でもどれでも結果が同じでは良いものにはならない。

重量鉄骨造の計画では、大きな断面の柱・梁の扱いがポイントだと思う。
木造と同じような壁厚で処理していくと、必ず柱や梁が室内に露出してしまう。
露出した柱や梁を、ペンキで塗ったり、クロスを巻いたりととりあえず仕上げるのだが
その雰囲気が安普請で何かうまくない。(積極的に扱った場合は別...)

今回、壁厚を大きくすることで柱・梁が露出しないように計画を進めた。
重量鉄骨造特有の大きな空間だった為、多少室内が狭くなるのは許容できたのも鉄骨造ならではの判断。

結果、彫り深い開口部となり木造では感じにくい陰影が生まれると思う。
また、ふかした壁を利用してカーテンボックスや、間接照明を仕込むことで
仕上がりがスマートな印象になるようにも配慮した。

■柱梁が露出しないように計画する
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by tsuji-chika | 2016-05-11 09:19 | 『上の家』

160507 1年が経つ

和歌山市の家∥有田の家3∥上の家

メールでお問い合わせ頂いてはじめてお伺いさせて頂いたのが丁度1年前。
http://tsujichika.exblog.jp/24429188/
薄暗い室内から見える、明るい緑がこの家の第一印象だった。
北側にもきっちりと窓が設けれられ
突き出すように配置された小さな部屋を見てワクワクしたのを思い出す。

台所の改修が終わりいよいよ本丸の田の字部分の改修がスタートした。
まずは耐震補強を丁寧に施す。

■緑を切り取る
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by tsuji-chika | 2016-05-07 15:43 | 『有田の家3』