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170826 動きの中で

『黒江の家』

起床して部屋のドアを開ける時
階段をのぼって呼吸を整える時
キッチンで料理する人を見る時

動きの中で、はっと気付き、ドキッとして、光の機微を感じる。

静止画で建築は理解できない。

そこがおもしろい。

■spatial quality
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by tsuji-chika | 2017-08-26 17:26 | 『黒江の家』

170825 日本の景色をつくるもの

『黒江の家』

キッチンスペースにつく大きな窓。
北側に取り付けられ、黒江の山が見えてとても開放感がある。
サッシの方立(ほだて)が単調に並び愛想がないので一工夫。

日本の景色とは、アルミサッシに切り取られた景色と言っても過言ではない。
見える景色が、既製品のアルミサッシに切り取られている以上
北海道でも、沖縄でもどんな景色でも日本的な見え方になる。
もっと言うと、海外で日本のアルミサッシを使ったとしてもどこか日本的な見え方になる。
だから、アルミサッシを使う場合はすごく慎重になる。

写真は方立ての内側に添える木枠。
材木屋さんに眠っていた、ホワイトアッシュ。
床で組んでから取り付ける。

■存在感がすばらしい、無垢のホワイトアッシュ。見える景色が変わります。
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by tsuji-chika | 2017-08-25 10:32 | 『黒江の家』

170824 諧調=Gradation

『黒江の家』

ある言葉を学ぶことで、新たな視点(感覚)を持つことができる。
写真技術の用語として、諧調という言葉がある。
「諧調が豊か」、「諧調の幅が広い」、「諧調を整える」といったように使う。

一部に杉板の外壁がある。
杉板は、赤白交じるのが特徴。
そのままでも十分きれいなのだがどちらかというと力強い表現になる。
写真技術の用語で表現すると「コントラストが強い」となる。

今回は白い左官の外壁と「諧調を整える」為、薄塗りの白い塗装を施す。
左官の白、木の白と、同じ白の中に幅をもたせることで上品さが漂うようにしたい。

この感覚は写真表現と同じだと思う。

■写真はサンプル。微妙な調整が難しい
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by tsuji-chika | 2017-08-24 11:30 | 『黒江の家』

170816 ヨーロッパの光

『黒江の家』

高い天井、大きな腰窓から光が入る。
日本建築にはない窓の配置。表層の仕上げを変えるだけでは本質は何も変わらない。
光の入り方だけで雰囲気を操作する。

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by tsuji-chika | 2017-08-16 17:07 | 『黒江の家』

170807 台風5号

台風5号が和歌山に上陸し通り過ぎて行った。

実家近く、海南高校前の日方川の様子。
橋の下ぎりぎりまで水位が上がり間際まで大量の水が流れる。

幸い溢れることはなく被害も無かった。
台風直下の際、普段とは違う日常を撮影し、体感として豪雨を経験した。
そんな中で得たこと。

1:大量に流れる水を前にすると無力さを感じる
→どうしようもなくただ見ているだけしかできない
→川の水を見に行って流されたというニュースを必ず見るが、見入ってしまう引き込まれる不思議な力がある。

2:水が溢れるのは橋に物が引っ掛かり水の流れを塞き止めるから
→少なくとも日方川の場合、塞き止めるものがなければ大量の水はなんとか下流に流れていく
→小さい橋の場合、仮設的なものとし横方向(川の流れ)の力が加わった場合橋が壊れて水を塞き止めないような造りにするのも一案

3:どんよりとした雰囲気の中見る消防隊の赤い車は気持ちを落ち着かせる

■海南市の備忘録として
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by tsuji-chika | 2017-08-08 08:59 | 海南市の風景

170805 北山杉

『京都の家』

床柱に使う、北山杉を見に行く。
磨きから、絞り、大きさも様々でたくさんの北山杉が倉庫に眠っていた。

床柱に使えるように、まっすぐ、そして人工的(天然もありますが)に模様を付ける。
植林してから、30年で商品としての床柱となる。
今、amazonで購入できるもので30年も掛かって作られた物があるだろうか?
気の長い仕事だと思う。

話が飛躍するが
年月と手間を掛けて作られたものは、その分だけ長生きするのではないかと思っている。
昔の家は、最低1年掛けて作られた。今の住宅は最短で3ヶ月。どちらが長生きかは明らか。
何故そうなるかは今はわからないが、効率重視のひずみをソコカシコで感じてしまう。

■数ある中から一本を選定させて頂きました
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by tsuji-chika | 2017-08-05 10:26 | 『京都の家』

170803 肌感覚

『黒江の家』

「黒江の家」も「京都の家」も造作仕事に入っている。

パタパタとボードを張ったり、断熱材を詰めたり、サッシを付けたりする工程は
作業スピードが速く、見た目の変化が日に日にわかる。

しかし、枠廻りや、巾木といった細々した造作仕事はそうはいかない。
コツコツと細かな仕事を積み上げ1週間経っても劇的な変化がない。大工さんとしても踏ん張りどころ。

さて、木製建具の話。
狭い場所程、アルミサッシではなく木製建具を使いたい。
一から図面を描いて作ることになるので、その場に合わせて自由なサイズ、自由な開き方ができる。
それ以上に、そばに近づいた時の肌感覚があたたかく、やわらかい。
(これは工業製品として精密に作られたアルミサッシでは得られない感覚。)

狭い場所程、窓に近づくのでこのあたたかさ、やわらかさが効いてくる。

■2階にキッチンがある為ごみ箱等を置くサービスバルコニー
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by tsuji-chika | 2017-08-03 09:17 | 『黒江の家』