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170926 端正(tansei)

『黒江の家』

正方形の間取り、総2階立て、効率の良い建て方だが一方で個性を出しにくい。

奇をてらうのは個性だと思わないのでどこが勘所かを考える。

いつも大事にしているのは『寸法』。

バルコニーの大きさ、腰壁の板巾、二つ並ぶベンドキャップの距離。
少し緊張感がある方が、間延びしなくて良い。

『寸法』の積み重ねは端正な印象につながる。

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by tsuji-chika | 2017-09-26 09:10 | 『黒江の家』

170920 積む

『黒江の家』

階段の踊り場に1畳ちょっとの書斎を設けた。

2階にLDを設ける場合、客人が階段を上がることになる。
ダラダラと1階から2階まで上がるより、間に仕掛けがあると楽しい。

旦那様が帰宅され、書斎に荷物を置かれて2階に上がる。
日々の流れとしてもスムーズ。

毛見の家では便所を設けた
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by tsuji-chika | 2017-09-20 13:42 | 『黒江の家』

170919 北向きの窓

『黒江の家』

北の山に向かって大きな窓。
北向きの窓から入る光は、順光で一日を通して変化が少ないのが特徴。

穏やかで、静か。

■手元が明るく気持ちが良いキッチンになりそうです。
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by tsuji-chika | 2017-09-19 09:57 | 『黒江の家』

170918 silent

『黒江の家』

台風18号接近に伴い、足場の幕がたたまれ、建物が少し姿を見せた。
静かな佇まいに思わず笑みがこぼれた。

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by tsuji-chika | 2017-09-18 15:28 | 『黒江の家』

170916 atmosphere

『京都の家』

大工さんの手仕事が多くなる工事。

過去の現場では、
ある日現場に行くと棟梁が体調を崩し数日お休みされていることがあった。
振り返ると2、3の物件でそういうことがあったように思う。

職人として真面目で責任感が強い人程
ナーバスになり一心不乱に取り組みこちらが描いた図面に答えてようとしてくれる。

大工工事のピークを超えると
表情がやわらかくなる瞬間がある。やり遂げ達成感に満ちた表情だ。
その表情が見られるまでもう少し・・・。

今回の工事内容を考えると、棟梁にかかる負担は大きい。
他の現場をことわりながら、これにかけたいと臨んでくれている。
和歌山にもお越し頂き当事務所の仕事も見て頂いた。
場を明るくし、雰囲気がナーバスにならないように配慮頂いている。設計士としてもありがたい。

■大工工事が大詰め 
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by tsuji-chika | 2017-09-16 09:40 | 『京都の家』

170915 屋根

『京都の家』

日本建築の魅力は屋根で決まる。
勾配屋根が幾重にも重なることで、外壁に影を落とし陰影をつくる。

■打ち合わせが終わったのは19時。大工工事が大詰めです。
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by tsuji-chika | 2017-09-15 15:57 | 『京都の家』

170913 誰が描くか

『京都の家』

平面図や立面図といった一般的な図面だけあれば建物は建つ。
縮尺でいうと1/100やせいぜい1/50があれば十分。
枚数でいうと10~30枚で建っている家がほとんどではないかと思う。

しかしそれは決まりきったものを決まりきった方法で使う場合には必要十分ではあるが
『窓廻りの印象を深くしたい』などとちょっと変わったことをしようと思うとそうはいかなくなる。

縮尺でいうと1/5や1/2、時には原寸が登場し、枚数も1件あたり最低100枚は必要になる。

大工さんがすべてを請負っていた時代は
簡単な板図だけで、後は棟梁の頭の中に経験と図面があった。

分業化が進むとそうはいかなくなり、誰かが図面をきちんと描く必要が出てくる。
工期短縮、予算縮小、人材不足が著しい建築業界において、施工図という形で現場にそれを求めるのは難しい。
まだまだ納まりを理解する優秀な監督や職人がいて、現場ではいつも助けられるのだが
後10年すればそういった人も確実に少なくなる。

自分がそういう年齢になってきたということもあるが
尊敬する建築家が言っていた、
『やりたいことを形にする為には、めんどくさいことを請け負う覚悟が必要』という言葉。
今は、設計事務所が現場まかせにして楽をする時代ではない。

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by tsuji-chika | 2017-09-13 11:03 | 『京都の家』

170905 第34回住まいのリフォームコンクール 優秀賞

有田の家3

公益財団法人 住宅リフォーム・紛争処理支援センターが主催する
第34回住まいのリフォームコンクールにて有田の家3が優秀賞を受賞致しました。

学生の頃、毎月コンペを出す時期があった。結果は連戦連敗
学生のコンペというと、与えられたテーマに対し建築を考え、アイデアを出す形式が多い。
実際に建物が建つ前提の実施コンペというよりは
仮想のテーマに対してどのような回答を出せるかというものがほとんど。
当時を振り返ると、対象の無い暗闇にボールを投げていた感覚が常に付きまとっていた。
どうもリアリティーの無い思考が苦手だったのだと思う。

仕事として建築をスタートすると
その暗闇が、明確なクライアント(お施主さん)という形で表れるようになった。
ボールを投げては、剛速球や、変化球、ゆるやかで捕りやすいボールを投げ返してくれる方様々。
そのキャッチボールの中で肩(建築)を鍛え、球種(建築)を磨く。

建築は、クライアント、予算、工法、材料、工務店・職人さんと様々な
リアリティーと対峙することで具体化する。
そのリアリティーのキャッチボールを通してでしか具体的な形を作ることはできない。
アイデアだけでは成立しないところが建築士がアーティストではないところ。
だから、アイデアを出せない学生にはそこで止まらないで欲しい。
連戦連敗だったとしても、建築はアイデアだけで簡潔するそんな単純なものではない。

今回賞を頂くことになり改めてその考えを強くした。

チャンスを与えて頂きましたお施主様。
そして難しい仕事を請け負って頂きましたテラマエ建設さん。
いつも楽しく大工工事をして頂きました名コンビのサイトウさんとトミナガさん。
そして職方の皆様本当にありがとうございました。

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by tsuji-chika | 2017-09-05 10:12 | 『有田の家3』