170517 『黒江の家』

『黒江の家』

海南市は黒江、室山団地に建つ家。
敷地には古い建物があり解体した上での建替え。
(写真は解体して更地になった様子)

お住まいにはじめてお伺いさせて頂いた時、
本棚に雑誌『暮らしの手帳』があったのがとても印象深かった。

福岡書店でたまに購入することがあり、
買うたびに海南でこの雑誌をどのような人が手にとるのだろうといつも想像していた。
丁寧な暮らしを、丁寧な表現でまとめた雑誌。
そんな暮らしに興味がある人が海南にもいるんだなぁ~と想いをはせていた。

本棚を見たとき「ここにいた(笑)」と密かにうれしくなったのを思い出す。
そんなお施主さんとの計画。乞うご期待ください!

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# by tsuji-chika | 2017-05-17 17:10 | 『黒江の家』

170516 homify-大野中の家1-

ベルリンに本社を置く世界中の建築家やインテリアデザイナーと世界中のユーザーを直接つなぐ
プラットフォームSNS、『homify』。

大野中の家1
について特集頂きました。
第三者の方に記事を書いて頂くと新鮮な感じがします。ありがとうございました。
homify
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# by tsuji-chika | 2017-05-16 06:11 | 『その他』

170510 山長さん

『京都の家』

日本国内これだけ流通が発達すると木と言えども出荷元と消費地が随分と離れる。
(地産地消でないケースが多い。)

和歌山で仕事をしていても四国から木が来るし
京都でも愛知から、山梨(山中湖の家)では東京の木場から木が搬入されていた。

和歌山市の家有田の家3でお世話になりました山長商店様の出荷量
の約6割が関東だと聞き、以前お伺いさせて頂いた時に驚いたことを思い出す。
それならば、京都でも問題無いはず(笑)と京都の家についてもご協力頂いた。

京都でお話を頂いてから、「山長さんで・・・」という思いが頭の片隅にあった。
仏間があり、真壁がありそれは必然的に木肌の美しいヒノキやスギが必要になる。
山から出荷まで、徹底的に一元管理する体制を作ることでGデザインを受賞したことが示すように
それぞれの持ち場の方が、自社の木に対してプライドを持たれている。
設計士といえども何百本ある木をすべて確認することは不可能。
だとすればどういう所からそれが出荷されているかを知ることが大事。
なるべく脚を運び確認させて頂くのは商品そのものよりも、話をし場の空気を感じ取る為。
「任せて大丈夫だと・・・。」

■木を選別する方には現場は京都の金閣寺近く、玄関や仏間に使われることを伝える。
ジワリと想いを伝える(笑)。
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# by tsuji-chika | 2017-05-10 12:09 | 『京都の家』

170508 バイアスを捨てる

『京都の家』

建築を見学する時、歴史的背景、建築家のネームバリュー、うわさ、評判等
建築そのものをより偉大に、価値がある物に仕立て上げる情報(バイアス=かたより)を
できるだけ除外しそれに振り回されないようにと注意深く見てきた。

そのようなバイアスが除かれた状態でも強く残る物に意味があると思っていたし
バイアスによって過大評価されたものはそのことを熱心に勉強してきたものにとっては
意味があるものになるが、そうでない大多数の人にとっては蚊帳の外になることが多い。

京都と聞くとそれだけで尻込みする気持ちもあるが
京都というブランドが持つバイアスを冷静に見極め京都の地域性を丁寧に解釈することが
取り組むべきスタンスだと考え計画をスタートさせた。

■苔生す庭の様子
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# by tsuji-chika | 2017-05-08 10:31 | 『京都の家』

170506 『京都の家』

『京都の家』

現場は京都。金閣寺の近く。
丁度三年前、ご縁頂きましてはじめて現場を訪れた。

敷地はゆったりと広く、衣笠山を背景にゆるやかに傾斜している。
敷地内に建つ建物半分を取り壊し、仏間のある主屋として建替えの計画。

「京都」「金閣寺」「衣笠山」と三拍子揃うと何かと凄そうなところと気配が漂う。
実際、風致規制が大変厳しいことも京都の中での位置づけを物語っている。
(※風致規制についてはおいおい・・・。)

はじめて訪れた印象は
敷地のゆるやかな傾斜と湿度。

■傾斜
敷地が広いということもあり、
門屋を手前に奥の離れへとゆるやかな傾斜が続く。
この傾斜をきっかけにプランニングしていくことが本計画でのストロングポイントになると考えた。
その後計画案は変更を重ねるが、傾斜を活かした屋根構成、中庭の位置づけは変わらず踏襲されている。
この場所でなければという必然性が強い力(説得力)をもったのだと思う。

■湿度
和歌山での海風の影響を受けたカラッとした印象の庭ではなく
塀、外壁、石畳、銅製の樋に苔が付着し、南側の庭にも苔が繁茂していた。
同じ石を並べても湿度というベールがそれを覆いこの場所らしい雰囲気が作られる。
(それだけ自然の力が強い場所)
呼吸する材料、自然素材の選択が必然と言え、時間がこの場所にあった雰囲気を作るのは明らか。
建築はその絶え間なく続く自然現象に対し、素直に応答することが求められ
抗すること(無理なデザインをすること)は家にとっては良い結果にはならない。

さて、擁壁工事も終わり休み明けいよいよ本体工事がはじまります。
少しずつですが進捗を報告させて頂きますのでご期待ください。

■解体前の様子
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# by tsuji-chika | 2017-05-06 16:34 | 『京都の家』