大野中の家3∥湊の家 ∥
赤坂台の家∥T∥House K
建物の骨格に興味があります。
仕上げがされる前の床・壁・天井の関係が見えてきたとき。
どんなにローコストの家でもお金をかけた家でも
この過程があって仕上げへと移っていきます。
共通しているのは、この段階で力強さや魅力を持っていないと
どんな仕上げ(化粧)をしていっても結果は知れているということ。
建物について大理石を使った、シャンデリアをつけたとか
表層の部分で評価している間は本当の良さは見えてきません。
人と同じでそれを支える骨格を考えていかない限り
良い建物にはならないと思っています。
■上:開口部を開けることで室内に外部が入り込みます
:1段下げていることでテラスとの一体感が生まれます
■下:往来の多い南側の道路に正対するのでなく
:室内と外との関係を斜めに振って視線をそらしています

辻・近川建築設計事務所∥和歌山∥海南