『大府の家』
和歌山と違う現場で仕事をする際一番苦労するのは工務店さん選び。
クライアントにとっても和歌山の設計事務所にお願いするということについて
このことが一番気にかかるのではないでしょうか。
(実際に工事するのは設計事務所ではなく工務店さん)
今回ははじめてということもあり
数社の工務店さんに見積りを依頼する『相見積り』を行うことに。
工務店さん選びはお見合いみたいなもの。
金額だけで折り合いをつけるのではなく、
実績(実際に施工した建物を見せて頂くのが一番)
人柄(これが一番重要。見積りをお願いする際工務店さんにお邪魔して雑談をする)、
忙しいかどうか(工務店さんとしても同時に何軒もできるわけではないので他の進捗状況等を確認)
等総合的に判断してお付き合いさせて頂くところを選ばせて頂きます。
設計事務所は仲人として御一緒させて頂き
「それでは後は若い人達で・・・」というのではなく最後まできっちりとお話を聞かせて頂く。
そして何よりも重要なのが実際に足を運ぶということ。
初めての仕事となれば工務店さんとしても心配はつきもの。
小難しいことをいう設計事務所なのか、力量はどうなのかと。
また、見積りするのも人間。
機械的に金額が決まる所がほとんどなのですが最後の頑張りという
ところで顔が見えていることが結果にも大きく影響してくるように思います。
■設計監理:安藤忠雄氏・三菱地所設計の「セントライズ栄」
■栄を通りかかった時に撮影

辻・近川建築設計事務所∥和歌山∥海南