前回調査から8ヶ月、その後の試験体②を確認してきました。
初観測からだいたい1年半が経過。
下記の条件で色の変化で違いが顕著になっているようです。
①雨のあたり具合
⇒雨を直接受けるところ程色の変化が大きい
②地面からの距離
⇒地面近い程色の変化が大きい 傘をさした時と同じで足元が濡れ地面からの跳ね返りうける
③赤身の部分の色変化がゆるやか
⇒板を見ると端の方(白太(しらた)の部分)から色が変化している
近づいて見てみると木の状態はしっかりしているのでまだまだこれからといった印象。
木の寿命に対して1年半でこれだけ色の変化が起きてしまうので木は大丈夫?という
心配を抱いてしまうのも無理はないかと思います。
そもそも木がグレー色に変化するのは何故か?どのような変化が起きているのか?
そこをクリアにすることで木の色変化と寿命の関係がきっちりと説明できるような気がします。
■雨あがりの撮影の為少し湿った様子
■手前に畑がつくられていました


辻・近川建築設計事務所∥和歌山∥海南