築年数を重ねメンテナンスが必要な家が増えているように思います。
雨漏りがした、外壁が汚れてきた、塗装がはがれてきた等相談を受けることが多い。
設計事務所の仕事は新築に関係することばかりではなく
既存の建物の修繕・維持管理に関するアドバイス・計画等多岐に渡り
必要であれば職人さんの手配を行い、工事内容の説明、現場監理を行います。
通常の場合、『職人さん⇔家主さん』と1対1の関係になるのですが
設計事務所が第3者として入ることで『職人さん⇔設計事務所⇔家主さん』と
三角関係を築くことができます。
家主さんにとってはこの関係を築くことで
見積りの妥当性、工事内容の理解、スケデュール調整等が把握できるメリットがあり、
職人さんにとっても設計事務所が代わって説明してくれるので
不毛な値引きや慣れない営業トークの必要が無くなります。
建築業界に対してどことなく不信感がつきまとうのはこの三角関係がきっちりと
構築できていないことが一つの要因だと思います。
■築30年のRC造建物の屋上
■左が防水施工前 右が施工後


辻・近川建築設計事務所∥和歌山∥海南