いつもお世話になっております津村タテグさんに紹介頂き
海南市は重根(近所)にある山本木材さんにお伺いさせて頂きました。
木を扱うのであれば原木からということで、木の話を色々と聞かせて頂きました。
山本さんが「和歌山で一番小さい製材所」と笑いながら言われているように
これだけの作業場をすべて一人できりもりされています。
お歳は60代(おそらく・・・)ですがまだまだ元気に仕事をされています。
何よりもすばらしいのは作業場の美しさ。
聞いてみると、きれいな作業場にしておかないと集中して作業ができないとのこと。
いくつか製材所に行きましたがここが一番。
雪のせいばかりではなくキリッと身が引き締まる空気が漂います。
話では
国産材が使われなくなったこと、後継者の問題、サイディングの寿命や価格競争
スギ、ヒノキ、地松、けやきの話、その使い方などを多岐に渡って教えて頂きました。
原木からどのようにも切り出せる方を近くで知り合いになれたこと、
今後設計におおいに反映し仕事を御一緒させて頂きたいと思います。
誰か国産材(紀州・吉野材)で家を考えてみませんか?(笑)
■手入れの行き届いた作業場
■松の丸太をさばいています 何処に使うかをじっくり考えながらの作業 マグロの解体みたい
■建具材に使うスギ 桟木を挟み丁寧に天日で乾かしています
■山本さんが原木から仕入れ 一人で!丁寧に切り分けています


辻・近川建築設計事務所∥和歌山∥海南