「大府の家」
部屋が壁や建具によってきっちりと区切られることで
部屋ごとに使い方を限定してしまうような贅沢な使い方は
コンパクトな家の場合なかなか難しい。
仮にそうしてしまうと文字通りコンパクトに生活しなければならず
息苦しくなってしまいます。
そういう場合は、なんとなく部屋どうしが緩やかにつながっていて
例えば敷居に腰掛けたり 柱を背もたれに座ってみたり、
コーナーがリビングスペースになったり部屋単位ではなく場所ごとに
行動が誘発される仕掛けを作っておくことがとても大事。
■手前は畳の間 一段下がることで間の敷居が腰掛けにもなる
辻・近川建築設計事務所∥和歌山∥海南