設計をしている時
「余計な線を消す・調整する」という表現をする時があります。
図面では線が何か物の境界だったり
線に囲われた部分は材料を示していたりするのですが
線が消えていくということで仕上がりがスッキリとした印象になっていきます。
通常下にも枠を付けるフェンスの納まり。
フェンスを切りっぱなしにした(線を消した)納まりになっています。
下枠は雨を受け朽ちていくので
無くしてしまったのだと思いますが遠くから見ると
フェンスが風景に溶け込んでいくようでとても不思議な見え方がしました。
□フェンスの下に行くほど錆が濃くなっているので余計に溶け込むように見えています

辻・近川建築設計事務所