120331 構造材と化粧材

天井は吉野スギ(集成材)のルーバー。
スギのルーバーと言えば
建築家/隈研吾氏が設計した
栃木県にある馬頭広重美術館(http://www.hiroshige.bato.tochigi.jp/batou/hp/index.html)
を思い起こすのですが、ルーバーの使われ方は化粧材としてのもの。

このとらやでは、上部にあるスチールの架構と丸鋼の吊材で一体(ハイブリット)になることにより
天井を支える構造材として機能している。

構造材として、化粧材として。この違いはとても大きい。

吉野スギのルーバーが構造材として考えられることで
本来必要であるはずの部材(梁)が必要でなくなったり、寸法を小さくすることができる。
店内に入って一番驚くのは、ルーバーの向こうに本来見えるはずの大きな梁が無いこと。
このルーバーが構造材ということを知らないと一体この屋根はどうやって支えられているのかがわからない。
そんな難しい話を抜きにしても、今まで見たことがないこの天井の浮遊感は一見の価値があります。

■中はお茶ができる喫茶スペースとギャラリーがあります
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辻・近川建築設計事務所

by tsuji-chika | 2012-03-31 09:58 | 京都の風景 | Trackback | Comments(0)
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