『重根の家2』上棟。
前にも書いたように日方工務店さんは、今でも手刻(てきざ)みで木を刻む。
会社の方針として、工場に発注するプレカットの導入も検討したようですが
技術を伝える為にはということで手刻みを続けている。
プレカットも木の品質管理、精度の高さ、費用という面で手刻みに対する
メリットがあるので一概に良し悪しを言うものではないと思うのですが
手刻みの場合、大工さんが図面を見ながら板図をおこし組む前の柱・梁を手で刻むプロセスを踏む。
刻む時点で間違いがあれば上棟の際にトラブルになるので棟梁なんかは一週間前から寝られない日が続くといいます。
間違えればその場で刻み直せばと思うのですが
『施主さん、大工仲間が見ている前でそんな格好悪いことはできません』と・・・。
■無事に上棟しました 棟梁さんお疲れ様でした

辻・近川建築設計事務所