『重根の家2』
左官壁の外壁にする場合壁の下地に木づりを張っていく。
合板等の面材で簡単にすましてしまうという選択もあるのですが
内部結露を考慮するとやはり木づりを使いたい。
さてこの木づり、
木の反りなどの問題から今はスギ材(ヒノキでは良材が取りにくい)を用いることが多いのですが
写真をよく見ると下にいくほど赤身の材料が多くなっているのがわかります。
足元付近は白アリ・湿気の問題があるのでこのような配慮がされているのですが
煩雑な現場でいちいち赤身を選択していく作業はこの重要性を知っていないと中々できないこと。
■『大野中の家4』も左官壁となるのできっちりとフィードバックしたいと思います
■data 2012/09/13 確認検査機構の中間検査を受け合格しています

辻・近川建築設計事務所