『有田(ありだ)の家1』
和歌山県は有田に建つ住宅。
しばらく海南市の物件が続いたので少し遠くに現場を持てることは色々な刺激があって楽しい。
クライアントは30代ご夫婦とお子様2人の4人家族。
・・・と、ここまでは今までとあまりかわりないのですが
旦那様のお父様が瓦職人
奥様のお父様がタイル職人
親戚の方が工事を請け負って頂く大工さんと
現場に入っていただく方が、身内の方を中心に皆気心知れた方ばかり。
そんな中に設計士が『アァシロコウシロ』と入るのだからどうなることかと・・・。
さて、現場の方は仕上げ段階に入っており
ワキアイアイと(笑)、工事が進んでおります。
クライアントをはじめ、大工さん、職人さんに温かく接して頂き
いつも通り『アァシロコウシロ』と言わせて頂いております(笑)。
建物は、寄棟屋根の総2階。
瓦屋根に、外壁はタイル貼りということもあり形状はすっきりというのが設計意図。
普段、左官や木を使うことが多い当事務所にとっては新しい試みですが
足場の取れた姿は落ち着きのあるとても素敵な家になっています。

辻・近川建築設計事務所