『有田の家2』。有田市は垣倉(かいぐら)。
老朽化した築100年を超える家を取り壊し建替える計画。
クライアントのお姉様ご夫婦が『
大野中の家3』を見ていてくださり
声を掛けていただいたのが計画のスタート。
共に築100年以上、『大野中の家3』は大きな槙(マキ)の木、『有田の家2』はとても珍しい夫婦松、
井戸が建物の輪郭を決定していたり、家相、そして代々伝わる仏壇を守るという何かと共通点が多い計画。
昔の薫り残る垣倉地区では
瓦屋根にシブキ板という地元大工さんの建てた家が多く存在します。
そんな伝統的なスタイルに対して
『大野中の家3』はちょっと違った雰囲気に見えたようです。
さて、設計する側としても親族一同・先祖代々・子孫末々の期待を負うわけですから
それなりのプレッシャーもあるわけですが、そこは背伸びしてもしょうがなく
今まで描き重ねてきた知識をぶつけるだけということで計画を進めてまいりました。
先日、5/6に上棟式も無事に行われ本格的な工事がスタートします。
工事は、海南市の神出建設様。難しい仕事になりますがよろしくお願い致します。
■上棟式では餅巻きも盛大に行われました


gx200 with DW-6 辻・近川建築設計事務所