開放感の極地(
西和夫)と表現される掬月亭の奥座敷。
一枚目の写真の位置に座ると
縁側の外の柱が内側の柱と重なり
外の柱が視界から消えてしまうように作られている。
また、この眺望を支える各部の納まりが見事。
縁側の外に廻る手摺が座敷(手前)に向かってお辞儀させるように斜めにしていたり
縁側の床板がここだけ角を留めにしてあったりと見れば見るほどすごい。
そんな技術的なことを抜きにして
この座敷にゴロンと横になってみれば
開放感とはどういうことかと身をもって体験することができます。
■天井高さは2,400mm、建具内法が1,750mm
■すごいものを見たと実感できる建物です





elmarit f2.8/28(2nd)
辻・近川建築設計事務所