『有田の家2』
昔ながらの家の鴨居高さは5尺8寸と決められている。
http://tsujichika.exblog.jp/20816472/
この数字が和風という雰囲気を作り出す大事な要だということには
注意が必要で
これが大きな屋敷になったところで変えられることはほとんど無かった。
現代の住宅で和室(仏間)を作る際
生活する人の背に合わせて安易に鴨居を高くしたりしていますが
室内に座った時に感じるプロポーションが何かおかしい(重心が高い)。
和風というのは、使われる素材だけではなく
寸法体系からも裏打ちされたスタイルだと理解しておく必要があります。
■寝室から仏間を見る 開口部の上には大きな垂れ壁があり陰影が濃くなっています
辻・近川建築設計事務所