『有田の家2』
和歌山でいうと
有田や岩出の地域に多いスタイルとして
長屋門+母屋という建物の配置がある。
長屋門は文字通り
門という機能と軒下を利用した農作業場
外部物置の場、離れとして利用される。
有田の家2ではもともとあった長屋門はそのままで
母屋の建て替えを行っている。
さて、本題。
長屋門の格子戸をくぐると正面に玄関が見える。
母屋が長屋門に対して真正面に向いてしまうのは
動きを感じられず味気ない。
少し母屋を斜めに振ることで陰影がつき奥行きが生まれています。
図面で見ていると平行になっていないのでなんとも気持ち悪い
のですが、模型を見ているとこっちの方が良いということがわかります。
■建物をずらしたり、振ったりするのは奥行きを感じさせる昔からの知恵

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辻・近川建築設計事務所