『サービス付き高齢者向け住宅+デイサービス和が家』
朝から龍神村森林組合さんの製材所へ行ってきました。
海南からは車で1.5h、目的は外壁に使うスギ板の確認。
和が家さんの敷地は空気がとてもきれいなところ。
山中湖の環境にも似たところがあり
その経験(
山中湖の家)から
外壁にスギの赤身材(紀州材)を使うことにした。
空気が澄んだところなので無塗装とし
経年でグレー色に変化する落ち着きのある佇まいを目指しています。
スギ板(紀州材)を使う理由として
風景に馴染む見た目と共に
建物に社会性を持たせることを意図しています。
今回のような施設の場合
高齢化社会に対する回答として
海南の一福祉事業者がどのような形を示せるかというのがとても大事。
他の施設にない特徴をもつことで話題にも評判にもなり
新たな選択肢を示すことが
新たな事業をする意味につながっていくと考えています。
今回のような施設においては、一般的では無い材料ですが
その社会性に賭けて頂きましたオーナーの英断もすばらしかったと言えます。
■工場に使われたスギ板 落ち着いた佇まいがかっこいいです

■乾燥の釜に入る様子 1週間かけてゆっくりと乾かす

■たくさんの紀州材が集まってくる

■今回使うスギ板 きれいな赤身材うれしくなりました

辻・近川建築設計事務所が関らせて頂きました物件について
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実際に体感して頂くことでたくさんの発見をして頂けると思います
辻・近川建築設計事務所