本日、和が家さんの内覧会最終日です。
たくさんの方が来られているようで、見に行かれた方からも連絡を頂き感想を頂戴しております。
今日は問い合わせ頂きました方を案内させて頂く予定にしております。
ウェスティン都ホテル京都にある、佳水園(かすいえん)/故村野藤吾。
匠たちの名旅館/稲葉なおと著には昭和を代表する数奇屋建築と評され
学生の頃、屋根の重なりをとらえた写真を見て息を呑んだ建築。
丁度良い機会がありましたので、訪問させて頂きました。ロビーで身分を明かして許可を得てから中を見学。
佳水園の見所は屋根の重なり。
極限まで薄く繊細に重なる屋根は、折り紙で作られたかのように軽やか。
一体どうやってあの薄さを支えているのか
事前に調べていた図面ではわかならないことがたくさん発見できたのは大きな収穫。
また、各部の寸法を実測(
http://tsujichika.exblog.jp/17721412/)させて頂きスケールを確認。
設計をされている方(特に木造)であればスケール感覚を洗練させる為の良い教材だと思います。
数奇屋建築の勘所はわびさびが感じられるかどうか。
豪華絢爛な材料で、大きな空間を仕上げる外国とは逆のベクトルで仕上げられる世界でも稀な建築スタイル。
外国の宿泊客がたくさんいらっしゃいましたがどのように感じられているのか興味があります。



完成内覧会のお知らせ 9/8(月)9(火)9:30~16:00に
和が家さん主催の完成見学会を予定しております。
この投稿をご覧になられている方につきましては
当方にご連絡頂きまして案内させて頂く予定にしております。
ご興味のある方は下記リンクよりお気軽にお問い合わせください。 辻・近川建築設計事務所