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和歌山市の家 ∥有田の家3∥上の家

素材を考える時、色を決める時、寸法を決める時
それを選ぶことで、何を感じるかを創造する。

繊細に扱うようにと発する障子紙。
座ってみたくなる絨毯。暑苦しくならないようにリネン入りの素材を。
ダイニングテーブルは、少しこぶりで椅子を引き出すときに両手を添えたくなるものを。
光を拡散させる格子。全体をやわらかく暖かく。天井高さが重苦しくなく。
生垣すべてを見せずに、途中で切り取りその先を想像させる。
光を拡散させるスリガラス。人肌がやさしくきれいに見える。
肉厚のソファー。座り込みたくなる雰囲気。

建築のおもしろいところは身体感覚がものを言うところ。
どれだけかっこ良くても、馴染まないと意味がない。

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辻・近川建築設計事務所
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by tsuji-chika | 2016-06-01 09:21 | 『和歌山市の家』 | Trackback | Comments(0)
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