160613 建具は動く

和歌山市の家∥有田の家3∥上の家


大工からはじまり、左官、建具、塗装、電気、機械などたくさんの工種によって成り立つ建築。
その中でも建具工事は他とちょっと違う。

不動産の建築にありながら、建具だけは動く。
出入りするたびに、物を取り出すたびに扉に手を掛け開け閉めを行う。
動くということは、不具合が生じる確立があがるし、
木製建具となれば環境によっては、反ったり、延びたり、縮んだりもする。
木製建具屋さんはそこも含めて付き合ってくれる人でないと成立しない。
(いつもお付き合い頂きましてありがとうございます。)

さて、改修工事になるとさらに仕事が難しくなる。
建具が納まるべき枠が、きれいな長方形ではない。台形だったり、平行四辺形だったりと
目にはわかりにくい範囲ですが、直角で作られる建具を納めると隙間が生じる。

引き戸などでは閉めた状態であわせると開けた状態で隙間が生じる。
隙間が生じれば建具屋さんの仕事としては×で、どうにかして合わせなければならない。

台形の建具を作るわけにもいかず、框を大きくして切り込み時に根気強く削り合わせるしかない。
腕の見せ所です(笑)。

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by tsuji-chika | 2016-06-13 06:08 | 『有田の家3』
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