『京都の家』
車の形をイメージするとわかりやすい。
スポーツカーの形は重心が低く、水平方向に広がっていく。
スピードを出す為に必要な形だが、同時にかっこ良さを生み出す。
住宅における重心はなるだけ低い方が居心地が良い。
特に、床座で室内で靴を履かない日本では尚のこと。
重心を下げる為に、コンセントやスイッチの位置を下げたり巾木を小さくしたり
細々したしたテクニックを積み重ねる。
ペンダント照明の高さを低めにするなどは空間に与える影響が大きい。
外壁と内壁の仕上げを同色の左官にする。
引き込み戸の建具を開けると視覚的には壁が一続きとなる仕掛け。
横に広がり、つながりをつくることで相対的に重心を下げる。
■大工工事もほぼ終わりダウンライトの穴開け仕上げに入っています


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