『京都の家』
すべてに寸法がある。
r壁の曲率、タオル掛け取り付けの為の横桟の高さ
間が抜けない格子の割付、強度を担保しつつ繊細に見せる為の階段の手摺
天井高さにぴったりと納まる建具、タイルの割付と板巾の割付それにからむ電気設備のレイアウト。
すべて図面に落とし込み
職人さんに現場で再現して頂く。
それがあたり前だと思い図面を描き続ける。
時には既製品を選び
だいたいで付けておいてと言えればどれ程楽かと頭をよぎる。
それ程手間を掛けるのだから、自己満足に陥ることなく
作業を共にして頂いた職人さん達が
その仕事を見て「どうだ」と誇りに思える仕上がりにならなければ意味がない。





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