『京都の家』
前面道路から1階の床まで1m5cmの高低差がある。
敷地を大きく削り、道路の高さに合わせると計画は簡単になるが
敷地条件が建物に反映されず、場所と建物が切り離された馴染みの悪い計画になる。
日本建築の醍醐味は
小気味良く分割された屋根が段違いで重なるところにある。
それは合気道のように
敷地条件を無理なく受け流した結果のあらわれで
無理がないから自然とその場に馴染む。
■道路側との間に擁壁を兼ねた壁を設けることでプライバシーを守りながら段差を解消している



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