『新宮の家』
柱・梁・格子や畳の縁など線で空間を分割し思考する真壁派、
それらを極力排除して、面で思考する大壁派。
どちらかに偏りすぎると息苦しくなる。何事もバランス・・・。
中庭に面する掃きだし窓周辺の壁は、柱梁で開口部を分割し整然とした印象が漂う。
そこから入った光、分割された光を、
目地(線)の無い左官の壁、白い天井、やわらかい面が受け室内に反射させる。
ソフトでやわらかい印象をつくる。
最後に家具が置かれることで
全体のバランスが整うようこれ以上やりすぎない方が良い。


辻健二郎建築設計事務所Instagram