『赤坂台の家2』
家具屋さんで気に入ったソファーが
実際家に届くと、ものすごく大きく感じることは誰もが経験していること。
家具屋さんの空間はとても大きく相対的に家具が小さく感じてしまうからだ。
寸法は何よりも大事だが
モノの大きさは、まわりとの環境によっても左右される。
主要部分の窓の大きさを決める時、寸法だけで決めることはほとんど無い。
壁の大きさに対しての窓の割合を強く意識する。
囲われた感じを強くしたければ、窓を小さくするし、
その逆に、壁の割合が小さく、窓を大きくすることで解放感をえる。
大きい部屋には大きめの窓を
小さい部屋には小さめの窓をとワンパターンで大きさを決めていくことを卒業し
壁との相対的な割合を意識すると面白い展開が見えてくる。

辻健二郎建築設計事務所Instagram