『赤坂台の家2』
周囲が隣家に囲われているので採光をとるのが難しい。
プライバシーの問題もある。
南側に配置した小さな和室。
大きな掃き出し窓から光が入り、
居間側から見ると、
吹き抜けの大きな壁の暗さと和室の明るさの対比が際立つ。
和室への出入り口を少し小さくすることで
よりその対比を強くした。
少し暗いところに立ち、視線の先が明るいと印象がすごく良くなる。
向こうに行ってみたい効果(
サバンナ効果)が期待できる。
想像して欲しい
もしこれが反対の関係であれば、この和室に行きたくなくなり
襖が閉まった状態になってしまう。
風通しや採光、部屋の広がりを期待すると
常に開いていて欲しい和室なので、自然とそうなる仕掛けを作った。
辻健二郎建築設計事務所Instagram