『赤坂台の家2』
昨年の台風21号
が建築業界に与えたインパクトはとても大きい。
その一つに、雨戸やシャッターに対するニーズがある。
(
新宮の家では外壁の外側に木製建具で雨戸(引き戸)を付けている)
今のガラスは昔のものに比べると厚みがあり、余程のことがない限り割れることはなくなった。
設計事務所の場合、意匠(デザイン)的な理由もあり
雨戸やシャッターを付けない設計がほとんどだが、
今回の台風を機に雨戸やシャッターを避けて考えるのが難しくなった。
(強化ガラスを用いるという選択肢もある)
さて道路側に面する部分、2階の寝室についたシャッターボックス。
2階の外壁を外にふかして、凹みをつくりその中にシャッターボックスを納めた。
そらにその奥行きを利用して
凹みの手前側にアルミの簾を付け建物の外観を整えることにしている。
■ネガ要素を逆手にとって考えてみる
辻健二郎建築設計事務所Instagram