190622 調子を整える

『赤坂台の家2』

床に無垢材を使った場合、他の仕上げについても素材感を合わせていきたい。
全体の調子を整えることで違和感のないまとまりが生まれるからだ。

無垢材を使っているのに
水廻りにテカテカの塩ビシートを張ったり
サイディングの外壁なのに、無垢材の板張りを合わせていったりと
あちこちで見られる自然素材と建材の組み合わは、
それぞれの長所を殺し合い、片方があることでもう一方がみすぼらしく
安っぽく見えたりしてしまっていてもったいない。

建材を使うならば徹底して色や柄を選び抜き
自然素材を使うなら機能性とのバランスをとりながら慎重に建材を取り入れていく。

床はヒノキの無垢材(山長さんのもの)。
脱衣所、便所の床はコルクタイル。
ユニットバスはタカラのホーローの壁。
タカラのユニットバスは、ゴチャゴチャしたオプションを排除していくことで
無印良品のような雰囲気を作ることができお勧め。

■コルクタイルとヒノキの床材
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■壁パネルはホーローなのでチープ感がなく良い雰囲気。
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辻健二郎建築設計事務所
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by tsuji-chika | 2019-06-22 14:44 | 『赤坂台の家2』 | Trackback | Comments(0)
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