確認申請の訂正を終え、地鎮祭まで少し時間があったので花窟神社(世界遺産)に行ってみました。
日本書紀に記されている最古の神社とのこと。
学生時代ネパールから陸路で5日間かけてチベットに行ったときのこと、
ようやく目の前に現れたポタラ宮殿を見たとき、安堵の気持ちとすごく感動したのを覚えています。
その時に日本から来ていた団体旅行客に聞くと同じルートを飛行機で一時間で来たとのこと・・・。
きれいな格好をして元気そうにパシャパシャ写真を撮っていました。
その時に、同じものを見ているのにそれまでのプロセスによって
大きく感動や記憶が変わるのだということを強く意識したのを覚えています。
ポン!っと答えだけを体験しても何も面白くないのだということを。
熊野古道に関わる世界遺産群はまさしくそれで
この花窟神社や那智の滝や
熊野速玉大社も、その大元だけを効率良く車で巡っても本当の感動は得られない。
熊野古道を一歩づつ歩くからこそのものだと思います。
■家を建てることにも通じる



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