製図版の上で計画中の物件について創造を膨らませる。
長いプロジェクトを根気強く進めていくためには
これで行けるという自身のようなものを持っておかなくてはならない。
印刷した立面図に塀や人、植栽を描いて雰囲気をつくる。
次に登場するのが、
copicという彩色用のペン。
滑らかな塗り心地と、ほのかに香るインクのにおいが
それらしい雰囲気を作ってくれる。
下手が下手なりに塗ってもそれっぽく見えるのはこのペンの好きなところ。
塗っている間に創造が少しずつ膨らみ、具体的になっていく。
そうして少しずつ自信を持つようになってくる。
ただ、CADで図面を描いて印刷したものだけのものには力が無い。
この儀式のようなプロセスは今までも何度と繰り返してきた。
恐らくPCで彩色して色を出しても同じような感覚になることはないと思う。
アナログの持つ力なのかもしれない・・・。
■copic少しずつ集めていきたい
辻健二郎建築設計事務所Instagram