『白浜の家』
2階の床が、1階の外壁より1m外に飛び出しています。
片持ちスラブ(床)。
仕上がるとその持ち出した底の部分が外から見えることになります。
通常、和室の天井は部屋の中心部分で少し上げて仕上げます。
部屋の真ん中も、部屋の端も同じ高さで水平に仕上げてしまうと
目の錯覚で、天井の中心部分が下がって見えてしまうから。
それと同じで
この片持ちスラブも前方を1cm持ち上げて型枠を組んで頂きました。
型枠大工さんからの提案です。
机上と実際の間に乖離があること。
工業製品とは違う、建築の難しいところ。
辻健二郎建築設計事務所Instagram